サッカー練習メニュー
2016年2月10日
サッカー王国ブラジルが誇るNo'1育成クラブのボールトレーニングとは
サッカー王国ブラジルでNo'1育成クラブとの呼び声高い『クルゼイロEC』。かつてジーコと共に“黄金のカルテット”と呼ばれたトニーニョ・セレーゾ(元鹿島アントラーズ監督)も所属していたブラジルの名門クラブです。果たして、彼らはどのようなトレーニングを行っているのでしょうか? 今回は、その一部を公開します。(動画提供:クルゼイロジャパン)
■テーマ
「ボール運びとドリブル突破」
■進め方
1.2人同時に行う。片側のゲート(同じ色)を順番に通過。3つ全部通過したら、スタート地点に戻る。そのまま逆側の3つのゲートも通過し、スタート地点まで戻る。
2.2人が競争する
※注!1.2.共に、右サイドは右足のみで、左サイドは左足のみでボールを運ぶ。
3.2ゴールの1VS1を行う。2つのゴールのどちらかを通過する。ゴールしたら、そのままその色のゲートを全部通過する。ボールを奪われたら攻守交替して再開。
■ポイント
・インサイド、インステップ(アウト寄り)、足裏などさまざまなボールタッチでボール運び(コンドゥソン)ができるように
・スピードに乗りながらも、ボールと体とを一体化させること
・ 相手を意識しながらボールを運ぶこと。自分が左サイドなら右にいる選手を相手と想定する。相手から遠い足を使って、自然とボールを守れるボール運びを身につける
・上半身を起こして、可能な限りボールを見ずにボールを運べるように
※これらのポイントをベースに、1対1のドリブル突破を行う。
相手DFを意識させながら行うことで、難易度をコントロールできます。ただただ、マーカーを通過するだけのトレーニングにならないように心がけましょう。設定を工夫することで自然と、正確でスピードに乗ったボールタッチが身につきます。しかもプレー、ポジションの選択肢を多く持つためにも、両足でできるようにしたい。ブラジルでは、ボール扱いが上手なだけの選手は通用しません。試合で使える技術の習得を目指しましょう。
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