サッカー練習メニュー
2016年6月 1日
プレー中の余計な力が抜ける!服を着ながらリフティング
【村松尚登のいやでもうまくなるトレーニングメソッド2】
余計な力、つまり特定のどこかに力が入りすぎてしまうと、体の構造上、その次に動かせる筋肉が限られてしまいます。たとえば「ボールを前に押し出す」コントロールを行う際に、右足に力が入りすぎてしまうと、スムーズな動きで連続して左足を出すことができません。理想的には、ひとつの動きに使う筋肉を最小限に抑え「次、次、次」と連動して体を動かせるようになりたいところです。イニエスタやネイマールはよく、左右両足で瞬時に連続してボールに触る「ダブルタッチ」を駆使して相手をかわします。この動きも最初のタッチに「力み」がないからこそ、スムーズな連動でもう一方の足でイメージどおりのコントロールができるわけです。
そこで今回は、余計な力を入れずにプレーできるようになるトレーニングのひとつ『脱力リフティング』をご紹介します。(コンテンツ提供:株式会社講談社)
■服を着ながらリフティング
■まずはワンバウンドでビブスを着ることからはじめてみよう
服を脱いだり着たりしながらリフティングをするパフォーマンスは、“プロの技”としてイベント会場などで目にすることがあります。じつはこれ、トレーニングとしてもとても効果的です。
服を脱いだり着たりするためには“脱力”しなければならず、相反する筋収縮を繰り返すリフティングと同時に行うのは簡単ではありません。これができたら、リフティングの最上級者です。
とても難しいテクニックですので、まずはビブスを着ることから始めてみてください。最初はもちろん、ワンバウンドのリフティングでオーケー。少しずつハードルを高くしながら、「ノーバウンドのリフティングをしながら服を着る/脱ぐ」ができるまでチャレンジしてみましょう。きっと仲間たちと、ワイワイ楽しみながらできるはずです。
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