サッカー練習メニュー
2016年9月23日
ゴールキーパーのキャッチング練習~ハイボール編~
「子どもがゴールキーパー。でも自分はフィールドプレーヤーだったからどう教えたらいいのかわからない」
こんな悩みをお持ちのお父さん、多いのではないでしょうか? 全国を見渡してもゴールキーパー(以下、GK)コーチのいるジュニアチームはほんの一握り。少年サッカーチームのGKのほとんどが、GKの指導スキルや経験を持たないフィールドプレーヤーをメインとする指導の元で、練習に励んでいます。しかし、GKは手が使える特殊なポジションです。当然、フィールドプレーヤーとは身につけるべき技術が異なります。フィールドプレーヤーに混じって練習を積むだけではGK特有の技術は身に付きません。そこで、草の根からトップまでのGK指導のスペシャリスト武田幸生コーチに、コーチはもちろん、親子でもできるGK専用の練習メニューを教えてもらいましょう。今回はセンタリングなどで、ゴール前に高くあがったボールの正しいキャッチングの仕方について、正しい練習法を学びましょう。
<<ウールシュポルトとサカイクのゴールキーパー練習メニュー>>
■意外と苦手なGKが多い!ハイボールの対処法
子どもがゴールキーパーしているお父さん、お母さんに聞きたいと思います。試合中、お子さんが守るゴール前には、相手選手のセンタリングが上がってきました。ゴール前で待つ相手チームのストライカーはヘディングシュートの構えを見せている。そんなとき、あなたのお子さんはどのような対応をしていますか?
そのヘディングシュートを止めようとしているのでしょうか? それとも、ヘディングシュートをされる前に、飛び出してキャッチングしようとするでしょうか?
でも、がんばって前に出て、相手ストライカーより前でキャッチングしようとしたとき、ポロっとボールをこぼしてしまい、シュートを決められてしまう。あるいは、飛び出す位置が少し間違っていて、ボールをかぶってしまい相手チームに決められてしまう、というケースはありませんでしょうか?
お子さんは果敢に前に出て、相手のゴールを阻止しようとしたのに、それがミスにつながってしまったら、親としてなにかしてやりたいと思うものですよね。
ミスをするのは仕方ないことです。なぜなら、ハイボールにうまく対応するためのトレーニングを普段からしていないのですから。
今回は、プレー前、プレー時、プレー後を3つの局面からハイボールのコツをつかめる練習メニューをご紹介します。
■ハイボールのキャッチングのポイント
プレー前
・観る・構える
・落下点をしっかり見極める
・すばやく判断する(自分でプレーするのか、前で取るのか後ろに下がるのか、など)
プレー時
・ボールのコースに身体を運ぶ(手だけで取りに行かない)
・ボールをとらえる位置(頭上で、身体の前方、必要であればジャンプする)
・ボールをつかむ(手全体で。挟まない)
プレー後
・ボールをホールドする(吸収動作)
■トレーニング方法
■やり方
1.手投げで行う
2.正面からスタートし、左右からも行う
3.CK(サイドから蹴って見る)
4.ロングシュート(直接)
■始める前に
☆シュートを打つ人(大人)とゴールキーパー(子ども)に分かれる。
☆ゴール前で行うことが望ましいが、無ければコーンやマーカーなどを代用する。
☆ゴールキーパーするための服装やGKグラブの準備、プレーする場所に怪我を誘発するものがないか確認。
■ポイント(お父さん、お母さん)
1.最初から強い速いボールで練習しないこと(慌ててプレーさせない。ボールの軌道がわかりやすく)
2.最初は頭上で確実にキャッチできるように、徐々にジャンプの高さを上げていく
3.失敗しても、どうしたらいい(うまくなる)のか、一緒に考えてあげる
4.成功したプレーは褒めてあげる
■ポイント(選手)
1.いつシュートが来てもいいようにいつも準備しよう
2.頭上でキャッチしよう(最初はキャッチの姿勢から)
3.徐々にジャンプの高さを上げていこう
4.つかんだボールは大切にしよう
■身につけるアイテムはウールシュポルトがおすすめ!
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