川澄奈穂美を育んだ川澄家の『教えない指導法』とは!?
なでしこジャパンの川澄奈穂美の父、守弘さんは『教えない指導法』で娘の才能を育てたといいます。
「ぼくの教育法というのは『教えない指導法』と表現しています。分かりやすくいえば子どもの自由にやらせる、最低限の注意だけを与えて親はあれこれ口を出さない。これを徹底的にやって、子供の『自主性』を高めるんです」
この方法によって「自分で考える」「考えを行動に移す」力が身についた川澄選手が、小学生時代に監督に向かってした「あること」とは......
家庭で実践したい! 女子に多いけが予防
女子選手は前十字靭帯断裂などのケガが男子に比べて多い―
指導の現場ではよく耳にする言葉です。これは育成年代だけではなく、なでしこリーグのなどのトップレベルにおいても同様です。なぜなのでしょうか?
アメリカンフットボールやジャパンサッカーカレッジなどで長年指導実績があり、インターハイ優勝校の日ノ本学園のコンディショニングコーチを務めたフィジカルトレーナーの荻原孝俊さんにその原因を伺いました。
嫌なことばかりじゃない!サッカー少女が少年団で得られる2つのメリット
女子が少年団で男子の中に交ざってサッカーをプレーすると、嫌な思いをしてしまうのではないか......
このような疑問を持つお父さんお母さんは多いのではないでしょうか。
女子が男子に交ざってサッカーをやることで、女の子がストレスを感じるケースは少なからずあります。
それでも少年団でやる女の子だからこそ高められるメンタリティーがあると、実際に少年団でプレー経験のある筆者は語ります。
サッカー少女が、少年団で少なからず感じるストレスとは?
男の子に交じってサッカーをプレーする女の子。地域のサッカー少年団などではよく見る光景です。
サカイクキャンプの高峯ヘッドコーチは言います。
「第二次成長期前の小学生年代では、身長も女の子のほうが大きいくらいです。プレー面でも男の子に見劣りしない子はいます。ですが、男の子と一緒にサッカーをする女の子からは、少なからずストレスを感じている印象を受けます」
女の子たちが感じるストレスとはどのようなものでしょうか。
女性プレーヤーの9割は生理がパフォーマンスに影響している
女性と切っても切れない関係にある生理。特に体が資本のアスリートにとって、生理のコントロールはパフォーマンス向上に欠かせない大切な要素です。
しかし、デリケートでプライベートな生理の話題は男性指導者には踏み込みづらく、当事者たちも大事ととらえていないことが多いのが現状です
今回は、チームとして生理と向き合うスフィーダ世田谷FCにご協力いただき、女子アスリートと生理について考えます。
女だからってなめるな!未来のなでしこを育む負けん気のつくり方
「なんで女なのにサッカーしてるの?」
元なでしこジャパンの小林弥生さんが、小学生のころ所属していたサッカー少年団の男の子たちから言われたひと言です。
少年団に所属するサッカー少女たちのなかには、似たような経験を持つ子もいるでしょう。
小林弥生さんは当時の気持ちをこう振り返ります。
「"女だからってなめるな!"と思ってプレーしていました......」
女子に多い質問「なぜ、その練習をやるんですか?」に指導者はどう答える!?
親にとっても息子と娘では育て方は随分と違いますし、指導者にとっても男女の違いで戸惑うこともあるのではないでしょうか。
「少年への指導」と「少女への指導」はどのような部分で異なるのでしょうか。
少女チームのアンジュヴィオレ広島で普及・育成を担当し、女子の指導に定評のある柴村和樹さんは、男子と女子では指導の手法を変える必要があると言います。
それはなぜなのでしょうか? 柴村さんの言葉には、親子間のコミュニケーションのヒントが詰まっています。