明日着る服を用意したり、ご飯を自分でよそったり、洗濯機を回したり、外出の際の水筒の中身を自分で入れたり......

「当たり前」に親がやってくれていたことを体験し、親が自分のために何をしてくれているのかに気づくことで、人として成長するのです。

最初は「行きたくない」と言っていた。家ではお腹が空いたら機嫌が悪くなるような子だったのに、ほんの数日の体験で変化が。

「私が仕事で疲れていたら『洗い物をやっておくよ』とか、買い物に行っても『荷物を持つよ』とか、そういうことを自然にやってくれるようになりました」と語るお母さん。

サッカー面でも、サッカーノートが続くようになり、自主練を自らやるように

普段やらないことにチャレンジすると、保護者が近くにいない中、勇気を出して行動したり、天候の変化など不測の事態に遭遇したりと、ハプニングの連続です。

ですが、思いがけない事態に遭遇することは、子どもにとって自立心を促す大切な経験となる可能性があると京都サンガでたくさんの小学生と触れ合ってきた福中コーチは言います。

自分が常識だと思っていることは、必ずしも常識ではないことを知ったり、視野を広げる機会にも。