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「サカイクキャンプ」でサッカーの技術とライフスキルを身につける
息子がサッカーに対して貪欲になり、ポジティブな声かけをするようになった「きっかけ」
公開:2017年5月30日 更新:2021年1月27日
今春からサカイクキャンプでは、参加した子どもたちの成長を可視化するためにライフスキル・アンケートを取り始めました。この集計結果はライフスキル・アドバイザーの東海林祐子先生(慶應義塾大学准教授)が考察し、次回からのキャンプの質と指導力の向上のためにフィードバックがまさに今なされています。
もちろんサカイクキャンプはもともと人間力を高めることが大きなテーマなので、これまでもライフスキルの要素がたくさん組み込まれていました。ただ参加した子どもたちにもよりわかりやすい形で落とし込み、さらに将来的に社会で通用する人材を育てる一助となるために、5つのテーマに集約しました。
<サッカーを通してライフスキルを高めるために必要な項目>1.考える力2.リーダーシップ3.感謝の心4.チャレンジ5.コミュニケーション
今回は、春に関東で開催したサカイクキャンプに参加した岩﨑優(ユウ)くんのお母さんに「子どもにどんな成長が見られたか」の話を聞きました。(文:サカイク編集部)
(GKをやっている岩﨑優くんとお母さん)
■以前よりも貪欲にサッカーに向き合うようになった
岩﨑優くんのポジションはGKです。GKはフィールドプレイヤーとは違い、DFの選手たちに指示を出しながらゴールを守ることが仕事です。そのため、チームに安心感を与えられる存在としてフィールドプレイヤーとは違うスキルを求められます。
「サカイクキャンプには2回参加していますが、2回目が終わった後、高峯コーチがこんなことを教えてくれました。朝食が出てくるのが遅い日があり、そのことに文句を言っていた友達がいたそうです。ユウはその子たちに『もう少し待とう』と声をかけたそうです」
「正直、私たちの前ではお腹が空いたら機嫌が悪くなるような子なのでそのことを聞いて驚きました。でも、最近は地元のチームでも失敗をした選手に『落ち着いていこう』などとポジティブな声をかけているそうなので、少しは成長しているのかなと思っています」
そんなユウくんの最近の成長した姿を語ってくれたのはお母さんです。そもそもサカイクキャンプに参加したのは「自分で考えることができるようになってほしい」との思いがあったからだそうです。
「1回目のサカイクキャンプから帰ってきた時は『お母さんやお父さんがいなくても平気だ』なんて生意気なことを言っていました(笑)。実は、キャンプ前日に祖父母の家に泊まったのですが、夜寝言で『キャンプに行きたくない』と口にしていたそうです」
「そう思うと落差がすごいですが、1週間ぐらい経っていつもの日常生活に戻った時、私が仕事で疲れていたら『洗い物をやっておくよ』とか、買い物に行っても『荷物を持つよ』とか、そういうことを自然にやってくれるようになりました」
もちろんサッカーの面でも変化があったようで、以前よりも貪欲にサッカーに向き合うようになり、たまに自主練を自らやるようになったそうです。ユウくんのお父さんが「最近は技術が上がったし、反応が良くなった」とお母さんに語っていたそうです。
そこで、今春のサカイクキャンプから導入したライフスキルについてどう思うのかを率直に聞いてみました。
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文:サカイク編集部
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