U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024
2024年8月27日
「アタッキングフットボール」を展開する、横浜F・マリノスプライマリー追浜がジュニアの育成で大切にしていること
『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。横浜F・マリノスプライマリー追浜は、ラウンド32で川崎フロンターレU-12に敗退しましたが、続くスポーツクラブ和歌山ヴィーヴォまつえ戦に1対0で勝利。大会を勝利で締めくくりました。
和歌山ヴィーヴォまつえ戦後、チームを率いる、山崎佑基監督に話をうかがいました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
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■攻撃的なサッカーを展開するというスローガンのもと一人ひとりがよくやった
山崎佑基監督
――1対0で勝利しました。試合前、どのように選手を送り出したのでしょうか?
この試合は予選リーグで対戦した、和歌山さんと二度目の試合でした。6年生が9人しかいないので、最後は5年生主体でプレーしました。うちのクラブの「アタッキングフットボール」というフィロソフィーを11人制の中で体現しようという話をしました。
――内容面はいかがでしたか?
基本的には、しっかりボールを握りながら「攻撃的なサッカーを展開する」というスローガンのもと、一人ひとりがよくやってくれたと思います。
――大会を通じての感想を聞かせてください。
いろんな戦術を持っているチームと多く試合ができた中で、できた部分とできなかった部分があり、選手個々が感じるところがあったと思います。6年生は次、中学生になると11人制になるので、これがいい経験になってくれればと思います。
■個人戦術が備わっていなければグループ戦術もできない
――ジュニアユースに進む子も、外のクラブに行く子もいると思いますが、このチームでどのようなことを身につけてほしいと考えていますか?
11人制であっても8人制であっても個人戦術は重要です。具体的には、ボールを持っているときとボールを持っていないとき、つまりオンとオフの状況です。守備のところも同じで、個人戦術が備わっていなければ、グループ戦術もできません。低年齢だからこそ、そこは徹底して教えています。ゆくゆく彼らがどこのチームに行ったとしても、重要な要素だと思うので、その部分を大事にしています。
■ワーチャレは中学以降に向けて必要な経験になる
――ワールドチャレンジは「世界にチャレンジする場」ですが、この大会の意義はどう感じていますか?
普段、なかなか11人制のゲームをする機会がない中で、この大会には多くの良いチームが参加しています。6年生の半ばを迎えて、半年後に中学生になる選手たちにとって、必ず必要な経験になると思います。そういった意味で、この大会を捉えています。