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U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024
決勝前半で4得点! 強豪街クラブ、バディーサッカークラブが大会初優勝 ワールドチャレンジ最終日
公開:2024年8月23日 更新:2024年9月20日
千葉県のフクダ電子アリーナで開催中の『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。最終日となる23日は、準決勝、3位決定戦、決勝戦が行われました。
優勝を果たしたのは、バディーサッカークラブ(神奈川)。
準決勝で東京ヴェルディジュニア、決勝で柏レイソルU-12を下し、堂々のチャンピオンに輝きました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
<<関連記事:東京ヴェルディジュニアが技術で上回るバルセロナの良さを消すためにとった対策 ワーチャレ3日目
■バルサに勝った東京ヴェルディジュニアはPK戦で3位決定戦にまわる
準決勝第1試合は、東京ヴェルディジュニア対バディーサッカークラブ。主導権を握ったのは、ラウンド16でFCバルセロナに勝利した東京ヴェルディジュニアでした。
前半25分、バルセロナ戦でもゴールを決めたエースの山本崇翔選手がスルーパスに抜け出すと、GKが出てきたところを浮き球で流し込み、東京ヴェルディジュニアが先制します。
しかし、バディーサッカークラブも意地を見せます。後半7分、鈴木朝陽選手が左サイドを得意のドリブルで突破すると中央にクロス。これを田中譲選手が詰めて、同点に追いつきます。
勝負の行方はPK戦に委ねられると、終了間際にPK戦用に投入されたGK園田純也選手が、ヴェルディの3人目をストップ。素晴らしいセービングでチームを勝利に導きました。
■柏レイソル対川崎フロンターレのJクラブ対戦はレイソルが勝利
もう1つの準決勝は柏レイソルU-12対川崎フロンターレU-12。この試合、柏のファンタジスタ、背番号10をつける井出翼選手が躍動します。
前半8分、右からのパスを中央で受けると、ゴール左に狙いすましたシュートを突き刺し、レイソルが先制します。
前半25分には、再び井出選手が鮮やかなミドルシュートを沈めて2対0。後半アディショナルタイムには眞下竜輝選手がダメ押しゴールを決め、柏レイソルU-12が決勝に駒を進めました。
■3位決定戦はゴールゲッターの才能が光った
その後、行われた3位決定戦は、東京ヴェルディジュニアが川崎フロンターレU-12から3ゴールを奪って勝利。
山本崇翔選手は、この試合でも2ゴールを決め、ゴールゲッターの才能をアピールしました。
■決勝戦は前半で勝負あり、大会MVPに選ばれたのは優勝チームの......
そして迎えた決勝戦。バディーサッカークラブ対柏レイソルU-12の試合は、意外にも大差で決着がつきました。
前半3分、バディーサッカークラブが矢ヶ部敢太郎選手のミドルシュートで先手を取ると、6分、8分とコーナーキックの流れから田中譲選手が連続してゴールを決め、早々に3点のリードを奪います。
攻撃の手を緩めないバディーサッカークラブは、前半22分に関智也選手がミドルシュートを決めて4対0。
その後も、粘り強い守備で強力な柏攻撃陣を封じ込め4対0で勝利。攻守にアグレッシブな姿勢を見せたバディーサッカークラブが、見事優勝を果たしました。
大会MVPに選ばれたのは、鋭い出足で相手の攻撃の芽を摘み、先制ゴールの起点になった浅利蓮生選手(バディーサッカークラブ)でした。
4日間に渡って熱戦が繰り広げられた、『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。参加した選手たちにとって、夏の終わりにかけがえのない経験ができたことは間違いありません。
12回目を迎えた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』ですが、過去の参加者の多くがプロになり、ワールドカップやオリンピック、欧州選手権などで、国を代表して戦っています。
はたして、今大会に出場した選手の中に、彼らに続く選手は現れるのでしょうか?
大会に参加した選手たちの今後が楽しみです。
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