スポーツに限らず、外で遊ぶこと、たとえば、川に入って魚を捕まえたり、砂場で砂遊びをするといった場面からも、いろいろな動きを覚えるものです。普段、サッカーをしているのなら、学校の休み時間は友達と野球やバスケットボールをするのも良いでしょう。
また、普段の練習などでは、子どもたちが、明らかに疲労している時に、休ませる(休ませたい)と思います。疲れた状況で、練習を続けるよりも、集中させた方がいいことも、もちろんありますが、疲労の度合いで、そこから10分くらいは、トレーニングを続ける事をお勧めします。もう少しだけ休ませずに頑張らせることで、判断能力を鍛えることにつながることがあるからです。
さらに、失敗やミスをした場面で、すぐにストップさせる指導を見ることがありますが、あえて、そのまま続行させ、プレーが止まった時に、考え直させる方が、失敗したときの判断能力も身につく方法の一つだと思います。
頭で思い描く事と、実際の身体の動きは簡単には一致しません。そこで「ギャップ」が生じますが、その課題を、自分で発見させて、練習に取り組むことが大事だと考えています。
渡辺修//
わたなべおさむ
福岡大学スポーツ科学部助手を経て、有限会社チャイルドライク&スポーツ代表取締役に就任。 2000年シドニーオリンピックメンタルサポート班として活動後、現在はプロアスリートと契約し、メンタルトレーニングを指導している。福岡県公認スポーツアドバイザーとして、タレント発掘プログラムを指導しているほか、九州ブラインドサッカー支援会代表なども務めている。
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