親子でチャレンジ
ボールを受けるだけがサポートではない!ボールを受けずに味方を助ける方法【いまさら聞けないサポートの基本3】
公開:2015年7月29日 更新:2023年6月30日
答え 「プレスを受けている状態で、味方のパスコースを作る」
■いい例
サポートに入ろうとしたときに相手がプレスをかけてきたら……
プレスに来た相手を引き連れてそのままスペースに流れれば……
空けたスペースに別の味方へのパスコースができる!
■わるい例
ボール保持者に対して前線に斜めの位置で受けられる味方がいるのに……
自分がプレスを受けているにも関わらず、そのスペースを消してしまうようなサポートをしてしまうと……
ボールを奪われてしまう結果に!
■厳しいプレスを受けたら「相手の一人をはがせる」と前向きに捉える
厳しくプレスをかけるということは、相手もリスクを背負っているということです。つまり、自分が守るべきポジションを空けて、サポートする選手に体を寄せてきています。だから、それを逆にうまく利用するのです。
ようするに、プレスをかけてきた選手をサポート側がそのまま引き連れて動けば、プレスをかけてきた相手がもといたポジションはガラ空きになります。そのスペースを、味方がうまく突いて攻撃してくれればチャンスになります。
またボール保持者の目線では、サポートをしてくれる選手が敵一人を引き連れて動いたら、目の前にはそれまでなかった視野が開き、同時にパスコースが一つ空くことになります。
だから大切なことは、サポートする選手が厳しいプレスを受けたら、そこに『留まらない』こと。なぜなら、プレスを受けたサポート側がそこに留まってしまえば、余計に狭いエリアに多くの選手が密集することになり、ボール保持者にとっては視野もパスコースも空きません。
サポート側は厳しいプレスをかけられてパスを受けられず、直接ボールに関与できなくても味方のために動き続けることが重要です。そのまま相手を引き連れて動けば、結果的にボール保持者のために視界とパスコースを作ることにつながるからです。
それにプレスを受けた状態でパスをもらったとしても、結局は前を向けずに後ろにボールを戻すことになり、相手の思惑通りに事態が動きます。そうさせず、自分たちにとって優位な状況を生み出すためには、味方のために相手を一人はがす間接的な見えない好プレーを心掛けましょう。
“サポート”のポイント4は8月中旬のアップ予定です>>
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構成・文 木之下潤