答え 味方がアクションを続けられるポジションをとる
【いい例】
継続的に味方を助けられるポジションを取り続け、予め味方のプレーを予測して動いていれば……
![0817support_02_01.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_02_01-thumb-600xauto-12587.jpg)
![0817support_02_02.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_02_02-thumb-600xauto-12589.jpg)
![0817support_02_03.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_02_03-thumb-600xauto-12591.jpg)
味方からパスを受けて、
![0817support_03.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_03-thumb-600xauto-12593.jpg)
シュートまで持っていけました。
![0817support_04.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_04-thumb-600xauto-12595.jpg)
【わるい例】
本来取るべきポジションを取らなかったため、
![0817support_05.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_05-thumb-600xauto-12597.jpg)
その後動き出したときにはタイミングが遅すぎて味方を助けることができませんでした。
![0817support_06.JPG](https://www.sakaiku.jp/column/assets_c/2015/08/0817support_06-thumb-600xauto-12599.jpg)
■サポートの一番の目的は、チームに連動性を生むこと
そもそも、なんのためにサポートを行うのでしょうか。それは味方のプレーを助けるためですが、その先を見つめると『チームのプレーに継続性を与えるため』ではないでしょうか。つまり、サポートの最大の目的は『チームに連動性を生むこと』にあります。
あなたのお子さんが空けたスペースを味方が利用してボールを受けても、次のパスコースがなければ良い攻撃にはつながりません。そこで重要なことは「味方がボールをもらったとき、“再び”自分が動き直し、どこにポジションをとれば継続して攻撃ができるのか」を予測してアクションを続けることです。
キーワードは2つ。『予測』と『継続したアクション』です。
サポートについては、まずパスの出し手と受け手の関係を考えたときに、どこがファーストチョイスなのかを読み取ること。次に自分がファーストチョイスではない場合、誰がファーストチョイスでどこにパスが出そうかを予測します。そうすれば必然的に自らが予測したファーストチョイスがボールをもらった場合、ポジションをどこに修正し動かなければならないかがわかります。
結果として、これがチームのプレーに継続性を与えることになるのです。サポートで大切なのは『味方がアクションを続けられるように、ポジションを修正し続けること』です。
チーム全員がその意識を高く持ってポジション修正を繰り返し続けることで、ボール保持者が常に複数の選択肢を持ちプレーできるようになり、チームにダイナミズムが生まれるのです。
調子が悪いチームによく見受けられるのが、どの選手も他人任せで前もって予測せず、味方がプレーした後にアクションを起こしているシーンです。これでは攻撃に連続性がなく、プレーが行き詰ってしまいます。あくまでも「何のためにサポートを行うのか」というと、チームの攻撃に継続性をもたらし、相手のスキを突いてゴールを奪うことにあります。
この目的を見失わず、再度サポート1~4を読み直してみてください。サポートの基本がだんだんと理解できるはずです。
※“マークを外す動き”の初回は9月初旬のアップ予定です。
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構成・文 木之下潤