コンディショニングマッサージを通して親が毎日のように子どもの体に触れること、そして子どもは触れられることで、その日の子どものコンディションがわかりやすくなることも期待できる効果のひとつ。コンディショニングには怪我予防という側面もありますが、筋肉が張っているときなどは触り心地や触られ心地に違和感を感じるはず。早い段階で病院を受診するきっかけにもなりますし、何より体の状態に意識を向けるのはスポーツを続ける上で大切なこと。これは、毎日触り触られているからこそ気づけるようになるものなのだそうです。

 

コンディショニングマッサージを行う際は、専用のローションを使うことが推奨されています。講座を受けたママたちはもれなく1本もらる「アロマボディローション」です。（受講終了証ももらえます！）

 

 

 

香りは子どものコンディショニングマッサージにぴったりな精油がブレンドされたもの。「アロマテラピー」という言葉があるように、アロマは古くから西洋では自然療法として使われてきました。疲れを取り、リラックスできる作用のある精油によって、マッサージ効果をさらに高めてくれます。マッサージするパパやママの気持ちも癒される心地良い香りです。

 

また、ゆるいテクスチャーのローションを使うことでマッサージしやすくなりますし、力を入れ過ぎて逆に筋肉にダメージを与えてしまったりといったトラブルを防いでくれます。手肌に潤いを与えてくれる、ママのお肌に優しい処方というのもありがたいところです。

 

４時間の講座を終え、ローションもいただき、ほくほくと帰宅。その日の夜に息子にマッサージをしてみました。普段は私がしつこくするとかなり嫌がる息子ですが、「ママは今日マッサージを習ってきたんだよ。サッカーをがんばる○○君がもっとがんばれるように、今日から毎日マッサージしてあげるね」と説明すると、なんだか嬉しそう。すんなりと床にうつぶせに寝てくれて、マッサージの復習をさせてくれました。

 

当日夜は、テキストを見ながらかつ、ところどころ手順を間違えたりしながらの施術でしたが、3日後にはばっちりマスター。かかる時間も両足と肩まわりで本当に10分ほどです。これならこれからも続けられる気がします。

 

息子の反応はというと、なんだかとても素直！

 

繰り返しますが、わが子は私にしつこくされるのが苦手なタイプ。ベタベタとボディタッチをしようものなら、あからさまに嫌そうな態度をしてきます。（悲しい！）ですが、3日後には夜寝る前に「マッサージして」と本人から言ってくるようになり、その変化に私が驚いたほどでした。

 

マッサージ中は、スキンシップ効果でしょうか。お互いいつもよりも会話が弾みます。その際に、私はポジティブな言葉を使うように気を付けつつ、いろいろな質問をしています。サッカーのこと、学校のこと、お友達のこと…。そしてなんと、好きな女の子の話もしてくれました！息子と恋の話ができるなんて、感激です…！

 

４月からは4年生。1年生から始めた、小学校のチームでのサッカーも、まもなく折り返し地点です。今は毎週末のようにお当番や試合の応援に出かけるのがちょっと大変な毎日ですが、聞くところによるとここまで親が関わるのは小学生までみたいですね。これからは徐々に親離れしていくことでしょう。そんな将来も、こうやってママトレーナーとしてコンディショニングマッサージをしながらサッカーのことや学校のことを話せたらいいなと、ささやかな夢ができました。

 

その未来にも、息子がサッカーのトレーニングでヘトヘトになって帰ってきたり、技術で伸び悩んだり、体に違和感を覚える日もくることでしょう。そんなときに、食事などの身の回りのことだけでなく、コンディショニングマッサージをしてあげられるのはとても心強いツールになってくれるはずです。

 

講座を受けてから数週間しか経っておらず、「怪我予防になった」とか、「良好なコンディションを保てて試合で活躍！」といった結果をご報告はできないのですが、息子との会話はぐんと増え、寝る前のマッサージタイムをお互い楽しみにしている日々です。心なしか息子はぐっすり眠れている様子。これからも続けていきたいと思っています！

 

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