■2.「速く走るために覚えたい3つのコツ」を押さえて走る
次に、第1回で紹介した3つのコツを子どもたちに伝授します。
しかし、3つのコツを伝えても、初めのうち子どもたちは難しそうな表情を浮かべていました。そこで、まずは3つのコツすべてを実践するのではなく、「しっかりうでをふること」「スタートダッシュを成功させるために思い切りよく地面を蹴って走り出すこと」、この2点を特に意識して走ってもらいました。
タイムを図ると以下のとおりの結果が出ました。
前原君 6.38秒(0.9秒更新) ※()は1回目に比べて。
倉掛君 5.72秒(同タイム)
坪井君 6.13秒(遅くなった)
前原君はタイムを0.09秒更新、もともと瞬足の持ち主である倉掛君のタイムは同数で変わりませんでした。
そして、坪井君は1回目のよりもタイムを落としていました。坪井君が「ちょっと(感覚が)難しかったです」と話してくれたように、誰もが体に染み込んだ走りやすい走り方があるため、3つのコツを意識しすぎると逆にタイムを落としてしまうことがあるようです。「速く走るために覚えたい3つのコツ」は、少しずつ体に馴染ませて練習を繰り返すとよいでしょう。
■3.足裏のアーチ構造を形成する「発育インソール」を備えた、ミズノの『トランス ダッシュ a』を履いて30メートルを走る
最後に、ミズノの『トランス ダッシュ a』を子どもたちに履いてもらいました。子どもたちは履いた瞬間に「履き心地がいい!」「足にフィットしている感じがする!」と、真新しいシューズを履きながらうれしそうな表情で感想を話してくれました。
『トランス ダッシュ a』は陸上スパイクの構造を取り入れており、着地からけり出しまでの動きをスムーズに導くソール構造、走行中に靴の変形を防ぎ、パワーロスを減らすアッパー構造になっています。また、搭載されている『発育インソール』は足裏のアーチ構造をサポートするだけでなく、拇指球にスムーズな体重移動を促すことで蹴りだしをサポートする機能も備わっています。
この『トランス ダッシュ a』を装着してもらい、3つのコツを踏まえた上で、再び30メートルを走ってもらうと、タイムは以下のとおりになりました。
前原君 6.34秒
倉掛君 5.50秒
坪井君 6.07秒
なんと、わずかですが3名ともタイムが更新されたのです!
もっともタイムを更新した瞬足の持ち主、倉掛君は「とても走りやすいシューズだと思います」と満面の笑顔。これで運動会での活躍も間違いなしです!
■陸上スパイクの遺伝子を持ったシューズ、トランス ダッシュ a
カラーバリエーション:イエロー×ブラック、ホワイト×ブルー、レッド×ホワイト
サイズ:21.0cm~25.0cm
価格:¥ 6,195 (本体¥ 5,900)
目的:小学生の運動会、陸上競技会向け
トランス ダッシュ aの詳しい情報はコチラ
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取材・文/サカイク編集部 写真/新井賢一