■たまにはチームメイトとわいわい楽しく
また、栄養以外のメリットである、チームメイトとのコミュニケーションに役立つという点も重要です。
練習帰りにファストフードに寄る場合、おそらく多くの子どもはチームメイトなど友達どうしで店内に入ることでしょう。
「サッカーのようなチームスポーツは特にコミュニケーションが大切なスポーツです。仲間とわいわいと楽しく食事をするのもよいことです」と川端さんは言います。
ただし、寄り道を禁止しているチームもありますので、所属チームの規則違反にならない範囲で、ファストフードとは上手につきあってほしいところです。
後編では、子どもでも無理なくできる「きちんと栄養素を摂取するためのファストフードの食べ方のコツ」などをご紹介します。
川端理香(かわばた りか)/管理栄養士
スポーツ栄養WATSONIA代表。元日本オリンピック委員会強化スタッフ。2004年アテネオリンピックでは「VICTORY PROJECT」のチーフ管理栄養士として、2008年北京オリンピックでは強化スタッフとして全日本男子バレーボールチームのサポートを行う。
Jリーグでは、これまで浦和レッズ、東京ヴェルディ1969、ベガルタ仙台、サガン鳥栖、FC岐阜、コンサドーレ札幌などのトップチームや、横浜FマリノスやFC東京などの個人選手や、プロ野球選手やプロゴルファーなどのサポートも行っている。また、企業の栄養アドバイザーや大学、専門学校の講師を務めるなど多岐にわたって活動。
著書に『サッカー選手の栄養と食事』『子どもの身長を伸ばす栄養と食事』『10代スポーツ選手のケガ予防の栄養と食事』(大泉書店)、『カラダの悩みは食べ方で99%解決する』(ゴルフダイジェスト社)など多数。
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文:小林博子