『見ている人はちゃんと見ているし、評価をしてくれる』李忠成（サンフレッチェ広島）

公開：2011年7月 4日　更新：2023年6月30日

「1年３６５日のうち、間違いなく３００日はやっていたというくらいサッカー漬けだったけれど、一度も練習が面倒だとか、サッカーを辞めたいと思ったことはありません。あと、サッカーはいつも僕の精神面を鍛えてくれている。選手である前に、一人の人間として必要なものを教えてくれました」

――あらためて、プロ選手に必要なものは何だと思いますか？

「プロ選手もアマチュア選手も紙一重だと思うんです。でも、やっぱり運がなければ（プロに）なれないし、その運を呼び寄せるのは努力以外のなにものでもない。勉強にしても、すぐに頭が良くなるというわけじゃないのと同じように、努力と忍耐が必要です。

ジュニア世代の頑張っている子どもたちには、努力して、考えながらプレーしてほしいと思います。あまり頭でっかちになってもいけないけれど、ね。やっぱりサッカーを楽しむということは大事ですし、何事にも探究心を持って取り組んでほしいですね」

――では最後に李選手のこれからの夢を聞かせてください。

「やはり海外でプレーしたいという夢はあります。そして、今以上にサッカーがうまくなりたいし、自分が求めている理想像に近づきたいと思っています。もちろん、日本代表でも活躍したい。とにかく、悔いが残らないサッカー人生を、これかも送りたいですね」

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李忠成//

りただなり
FW。1985年12月19日東京都生まれ。182cm／73kg。横河ＦＣＪｒユース－ＦＣ東京Ｕ－１８－ＦＣ東京－柏レイソルを経て、2009年8月にサンフレッチェ広島に加入。闘争心あふれたプレーで泥臭くゴールを目指し、攻守にわたりハードワークをいとわない姿勢を持つ。日本代表のストライカーとしても期待される。