――それでも、そういう場所を経験すると、求めるものも自然と高くなると思います。
「代表候補合宿では、これまでとはまた、異なる新しい環境での中で、緊張感を持ちながらも、こういう場所に呼ばれ続けている選手たちに会って、課題がたくさん見つかりました。8月上旬の代表合宿は、少し"お客様"的な感じで参加してしまったので、これからさらに自信をつけて、自分の実力で代表をつかみ取れるレベルまで押し上げたいですね」
――さてこれからの田中選手の夢は?
「まずは結果を出し続けたいという気持ちが強いです。毎年、結果を求めて、結果にこだわって、『柏レイソルには田中順也というFWがいて、そこをケア(※気をつける)しないと』と思われるような存在に成長したいです。まだまだ、僕は、粗削りで、調子はいいときは怖いけど、そうではない時間も多いのも確かです。相手に『手のほどこしようがない』と思わせられるよう、うまさと強さを身につけていきたいです」
■W杯予選について、田中選手の談話が届きました!
――W杯3次予選のメンバーに、召集されました。
「チームで結果が出せているのはいいけれど、FWとしてのプレーは課題が多いので、もっと上げていきたいですね。代表候補キャンプとは雰囲気は違い、緊張感があります。早く溶け込めるように、頑張りたいと思います。まずは、基本的なことを逃さないようにしたいです。また、チームではFWなので、(代表でも)FWをやらせてもらえるのは嬉しいです。でも、左も昨年プレーをしていたから、どっちでも大丈夫です。代表は、すごく学べることが多いので、盗めるものは、どんどん盗みたいですし、参考にしています」