インタビュー
「サッカーの支援を通じて、地域コミュニティを活性化していきたい」。ジュニア年代のサッカーを応援する、三井のリハウスの想い
公開:2022年12月 1日 更新:2023年6月30日
サッカーを支える企業にスポットを当て、想いを聞く企画。今回は、三井のリハウス(三井不動産リアルティ株式会社)です。三井のリハウスは東京と大阪でジュニア年代のサッカー大会、リーグ戦のスポンサードを行っています。同社は、どのような想いでスポーツにたずさわっているのでしょうか? リテール事業本部事業推進部 伊藤さんにうかがいました。(取材・文 鈴木智之)
――大会スポンサーとして、『三井のリハウス 東京都U-12サッカーリーグ』を支援していますが、スポンサードする経緯と理由をお聞かせください。
スタートは2015年の6月からでして、三井不動産グループ会社の社員の1人が大会関係者と知り合いで、その縁でスポンサードが決まりました。『三井のリハウス』は東京に97店舗ありまして、地域に根ざした営業活動、企業活動を行っています。子どもたちのサッカーは、地域との関わりが不可欠です。弊社としても、地域コミュニティの活性化を目的にお力添えできればと思い、協賛が始まりました。
――2016年からは、大阪府U-11小学生サッカー大会『三井のリハウスカップ』を支援していますが、こちらはどのような経緯だったのでしょうか?
2015年より『三井のリハウス 東京都U-12サッカーリーグ』を支援させていただく中で、別のエリアでも何かできないかということで、アプローチをかけたのがきっかけです。関西エリアに『三井のリハウス』は46店舗ありますので、ブランドの認知や地域に住む方々の健康増進支援を目的に、協賛させていただきました。
――子どもたちのサッカーを支援することで、大会関係者や選手たちからはどんな声が届いていますか?
SNS等で「リハウス」を検索をすると、毎週のように「今週のリハウスリーグの結果」や「リハウスリーグで勝つことができました」など、リハウスという言葉を目にする機会が増えました。お子さんのサッカー活動を通じて、ご家族の中で「リハウス」という言葉が出ていることは、非常に嬉しく感じています。その意味で、ブランド認知に繋がっているのかなと思います。
――大会の支援以外に、サッカーをはじめとするスポーツ支援活動について、取り組んでいることがありましたら教えてください。
中国地方では、サンフレッチェ広島さんのサッカー教室に協賛させていただいたり、東北エリアでは、東北楽天イーグルスの試合の協賛など、各地域でスポーツ関連の取り組みを行っています。特に、Jリーグの地域密着を掲げる理念は、エリアに根ざして営業活動を行っている弊社の業務と、非常に親和性が高いと感じています。
――サッカーを支援する意義については、どのようにお感じでしょうか?
私自身も、幼稚園から大学までサッカーをしていたので、サッカーに対しての想いは強いものがあります。サッカーは世界的なスポーツですし、フェアプレー精神やコミュニケーション能力を養うこともできます。体だけでなく、心の成長にも繋がるスポーツなので、子どもたちの成長に少しでも寄与することができればと思っています。
また、サッカーは地域コミュニティとの繋がりの深さも特徴的で、「地域の皆様の生活を発展させる」「街の価値を活かす」という、弊社の考えに近いものがあります。小学生の大会を始めとする地域のサッカーを支援することで、三井のリハウスという名前を、若い世代の方たちに認知していただく機会になればと思っています。
――サッカーを支援することで、社内からはどんな声が上がっていますか?
社員の中には、お子さんが『三井のリハウス 東京都U-12サッカーリーグ』に参加している方もいます。その人たちに話を聞くと、チームの中やご家庭で「リハウス」という言葉が毎週のように出るので、嬉しく感じているようです。社外の方々だけでなく、社員にも良い効果が波及できているのかなと思ってます。
――サカイクは子どもたちのサッカーをテーマにしたメディアなのですが、今後、子どもたちのサッカーに携わるプランやビジョンがありましたら、教えてください。
時代の流れとしても、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高める意味でも、暮らしの中で健康増進に意識を向けていくことは、非常に大切だと思っています。そのために、スポーツを通じて街の魅力を上げることや、その地域にお住まいの方々の健康増進に貢献することを続けていきたいです。サッカーに限らず、様々なスポーツを通じて、地域コミュニティを活性化することへのお力添えができればと思っています。