「小学校高学年レベルであれば、蹴れる選手もたくさんいます。ただ非力な子どもは少し難しいでしょう。無回転シュートには、相応のパワーをボールに伝える必要がありますから。ですが小学生でも、遠心力を利用して足を強く振ること、そして狙った時にボールの中心を正確に射貫くことが出来るかどうかで、無回転シュートを自分のものにすることは出来ます。こうしたキックの練習をすれば、無回転のボールは夢ではありません」
練習次第では小学生にも夢ではないという無回転シュート。ゴールキーパーを惑わせる魔法のシュートを子どもと一緒に練習してみてはいかがでしょう?
浅井武先生//
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授。工学博士。スポーツ工学を専門としサッカーやバレーボールと科学の関係性などについて研究を続けている。筑波大学蹴球部監督も務める