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【チビリンピック2011】‐熱戦の模様

公開:2011年5月10日 更新:2011年12月25日

キーワード:大会

「PK戦になり、一生懸命やった結果、勝たせてもらった勝利です。今日は『よく頑張ったね。でも次だよ』と選手たちには伝えたいと思います。選手たちはここ(優勝)がゴールではありませんから。さらに上を目指していきたいですね」(川崎U-12/高﨑監督)

試合終了のホイッスルとともに、両チームの選手の目からは大粒の涙。「シュートを外したりして、悔しかったんだと思います」と高﨑監督が話すように、勝者となっても、一つのプレーやミスの悔しさは募ります。そして、そこから選手たちは、未来につながる一歩を見つけていきます。

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柏U-12の松原監督は、はっきりと教えてくれました。 「どこと戦っても、レイソルの戦い方は変わりません。もっと自分たちの"色"を出していきたいですし、レイソルのスタイルでサッカーをする。それを貫いていきますし、選手たちの特徴を生かしながら、誰がでても高いレベルの試合をできるようにしていきたいと思います」

柏U-12の選手たちは、レイソルカラーの中で、自分と個性と心の強さを磨いていきます。 そして、川崎U-12の選手たちも、フロンターレカラーの中で、自分と個性と考える力を磨いていきます。

「選手たちはみんな、大会中でも、どんどん成長していきます。例えば、技術や能力の差があって、自分が劣ってしまうときに「悔しくないの?」と問えば、彼らは一生懸命考えて、その差を埋めていきます。ジュニアの年代は、一番頭が柔らかい時期。能力に限界はありません。今こそ(自分で)考えて、柔軟な発想を持ってほしい」と川崎U-12の高﨑監督。

戦うスタイルや選手の色は、チームよって変わっていきます。けれど、選手たち一人ひとりの輝かせ方は、どのチームでもきっと同じ。チームの中で、大会の中で、切磋琢磨し続けるからこそ「今日より、明日。みんな違う選手になっていくし、変わらない選手はいないんです」。

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取材・文/サカイク編集部 写真/木鋪虎雄

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