「僕が小学生の頃は、フットボールクリニックでプロの選手が教えてくれたり、国立競技場でプレーするというような機会がなかったので、とても、うらやましいなと感じました。また、そのような貴重な時間を、子どもたちと一緒にプレーすることができて本当に楽しかったです。
今の子どもたちは、Jリーグはもちろん、海外のサッカーを見る機会も多いし、環境も整っている。夢に向かって何をすればいいのか、何が必要なのかということも、分かりやすくなっていると思うので、それに向けて毎日頑張ってほしいですね。僕も、スペインリーグの上位チームに移籍すること、2014年のW杯に出場するという夢に向かって、前に進んでいきたいと思います」
▽あとがき*****
あこがれの国立競技場。日本を代表するレフティーだった名波浩氏の直接コーチと家長昭博選手のサプライズゲストに、子どもたちの目がキラキラと輝き、いつまでもボールを蹴ってしまいそうな夢の一日。参加した180人の子どもたちにとっても、見守る保護者のみなさんにとっても、幸せな時間であったことが、その表情から伝わってきました。「今度はプロ選手としてピッチに立ちたい!」そんな言葉が、会場を後にする選手たちから聞こえてきたのが印象的でした。
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取材・文/石井宏美
写真・構成/サカイク編集部