テクニック
メッシも実践!小さくても奪われなくなるボールプロテクトとは?
公開:2015年6月18日 更新:2020年3月24日
■ボールプロテクトを身につけよう!
この能力を身につけるべく、いま現在、サッカーサービススクールの子どもたちが取り組んでいますが、非常によく吸収してくれています。このテーマは6歳、7歳、8歳、9歳頃の子どもが取り組むには最適だと考えます。もちろん身体が大きくなるにつれて、自分自身の身体のバランスとともにボールのプロテクトの仕方を調整していく必要はあるのですが、やはり小さい頃から身につけるべきであり、身につけやすいテーマであることは断言できます。そしてこの時期に、周りの指導者が子どもたちにボールを失わないことの大切さをしっかり教えてあげるべきだと考えています。
ボールを適切にプロテクトできる子どもがいれば、コーチは必ずと言っていいほどその選手をいい選手だと判断するでしょう。特に中盤でプレーをする際、相手のプレッシャーを受けたときにボールを守るためには必ず必要な能力ですし、イニエスタやチャビやメッシのように、自分たちのボールを奪われないことでチームを助けられる選手としてコーチが重宝したくなると思います。もちろん、まだ小さい年代であればボールを失う場面はたくさんあると思います。ただし、コーチとしてその子たちに対して、身体のどこをどう使って、その技術をどのタイミングで出せばいいのか、などをしっかりと教えて、正しい方向へと導いてあげることが大事だと思います。そうすることで子どもたちは成長の過程で自然とボールをプロテクトできる力を身につけていきます。そしてサッカーサービスでは様々な能力を備えた選手がいい選手であると常に発信していますが、そのなかでも、ボールを失わない能力は、いい選手であるための条件だと考えています。
"欧州で求められるプレー判断の基準"をトレーニングする日本で唯一の夏キャンプ
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取材・文/杜乃伍真