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小学生から実践できる!スアレスがゴールを量産できる3つの理由

公開:2015年12月19日 更新:2020年3月24日

キーワード:クラブワールドカップサッカーサービススアレスバルセロナマークをはずす動き知のサッカー育成

 

■シュート力がなくても、GKとゴールの位置を見ることで得点できる

そして、3つ目の理由ですが、これはジュニア年代の選手達にぜひ真似してほしいプレーです。それは「シュートを打つときにGKとゴールの位置を見る」ことです。ジュニアの頃は筋力がないため、ラキティッチのような強いシュートを打つことはできません。しかし、スアレスのように「シュートを打つときにGKがどこにいて、どのコースに蹴れば入るか」は見ることができます。大切なのは、GKをよく見て、GKから遠いコースへシュートを打つことです。GKから遠いところに蹴れば、強く蹴ることができなくても、ゴールを決めることができます。
 
それをよく表しているのが、広州恒大戦の先制ゴールです。スアレスはGKが弾いたボールを詰めに行くとき、GKが倒れているのを見て、届かない上のコースを狙ってシュートをしています。2点目の場面はボールコントロールが難しく、GKの位置を見る余裕はないようでしたが、しっかりとGKが届かないコースへ蹴っています。
 
一方で、17番のムニルはこのプレーがあまり得意ではないようです。彼はスアレス同様、デスマルケ(マークをはずす動き)は非常に上手なのですが、シュート場面での判断に改善の余地があります。前半23分、イニエスタのパスを受けて、GKと1対1を迎えた場面を例に上げましょう。ムニルは素晴らしいデスマルケ(マークをはずす動き)でDFの背後を突き、イニエスタのパスを呼びこみました。しかし、シュートを打つまでボールしか見ておらず、GKの位置やゴールのどこに蹴ればいいかを見ることができていませんでした。その結果、広州恒大のGKにシュートをブロックされてしまいました。スアレスとのクオリティの差が出た場面と言えるでしょう。
 
以上の3つが、スアレスが得点を決めることが出来る理由だと、私は考えています。ジュニア年代の選手は、ぜひ3つ目のGKの位置を見て、空いているコースに蹴ることを真似してみてください。筋力がなくキックが飛ばなかったとしても、GKが届かないコースに蹴ることができれば、スアレスのようにゴールを決めることができます。ぜひ練習から意識してみてください。
 
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