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「ぼくは下手だから」なんて遠慮はいらない!下手こそサッカーを楽しむべき

公開:2015年6月11日 更新:2021年1月27日

キーワード:キャンプ指導

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■遠慮気味の子どもが積極的になるコーチング術

もちろん、ドリブルやパスなどの技術は大事。しかし、反復練習でドリブル技術が向上しても、それを試合で生かせないとサッカーを楽しむことはできません。
 
「ぼくは高校や大学のサッカー部で監督をしていたこともあるのですが、ある程度のスキルは持っているが、真剣勝負の場で勝利に貢献できない、試合に出場させられない、そういった選手をうんざりするほど見てきました」
 
高峯コーチが、高校や大学サッカー部を指導していて「小学生年代にこれだけは伝えておいてほしい」と感じたこと。それが、「好守においてのサッカーの目的を理解させて、その事に対して本気で取り組む事」でした。
 
ドリブルでいくら相手をかわしてもゴールを奪えなければ意味はなく、いくら身体を鍛えても相手からボールを奪えなければ意味はありません。そのことを理解してピッチ上で表現できる選手はほんの一握りだと高峯さんは言います。
 
「サッカー選手のベースとなるのが、本気になることです。本気になることができなければ、いくら技術があっても選手として伸びません。そのことに気づかせてあげることがサカイクキャンプでのわたしの役割だと考えています」
 
では、具体的にサカイクキャンプのコーチたちは、子どもにどのように接しているのでしょうか?
 
「攻撃の目的はなんだっけ?」
「あと10センチ寄せたらボールを奪えたんじゃないかな?」
「その体勢でボールを奪えるかな?」
 
大切なのは、このように質問を投げかけてあげることです。それも、攻撃のときは“ゴールを決めるために”、守備のときは“相手ボールを奪う”という目的に沿った問いかけです。
 
決して、「もっとボールを奪いにいけ」「一所懸命ボールを追いなさい」と、子どもの選択を強制するような声をかけてはいけません。それこそが、子どもを遠慮させてしまう原因です。
 
「サッカーというスポーツは、目的がしっかりと設定されたスポーツです。攻撃であれば“ゴールを決めること”、守備であれば“ボールを奪うこと”が目的になります。その目的をしっかりと伝えてあげて、そこに向かう姿勢を子どもが示したらしっかりと認めてあげること。それこそが大人の役割だと思います」
 

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■対象:小学校1~3年生
■日程:2015年7月22日(水)~7月24日(金)
 
■対象:小学校3~6年生
■日程:2015年7月21日(火)~7月24日(金)
 
■対象:小学校4~6年生
■宮城会場日程:2015年7月27日(月)~7月30日(木)
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■那須会場日程:2015年8月17日(月)~8月20日(木)
 

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取材・文 出川啓太[サカイク編集部]

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