考える力
IT技術で能動的な学びを養うことは、自分で考えるサッカーにも役に立つ!?
公開:2017年4月13日 更新:2021年1月27日
■すぐに答えを与えない、大人と子ども「双方向」の学びが能動的な学習の意欲を高める
(写真提供:CA Tech Kids)
多くの子どもたちと接する上野社長は、子どもたちが学びの中で成長していくポイントのひとつに『双方向性』を挙げます。
「大人が子どもに一方的に知識を伝えたとしても、それをすべて吸収してくれるわけではないですよね。まず大切なのは、子どもがその物事に興味や関心を持つこと。子どもは大人に“あれなに?”“これなに?”とたくさん質問をしますよね。そこで大人が“あれは○○”だよと答えてしまうと、そこで終わってしまいます。そうではなく、別のアプローチとして“なんだろうね?”と問いかけてみる。大人の役割は、子どもが考えるための補助線を引いてあげることだと思うんです」
日常生活の中でもサッカーでも、子どもの質問に対してすぐに答えを与えるのではなく、子ども自身が考える環境を作ること。自ら進んで考えるプロセスをたどることが、成長する上でのポイントだと言えそうです。
保護者、コーチ、先生、立場はそれぞれですが、子どもと接するときは、一緒に考えてあげたり、道筋を示してあげる。「お母さんに教えてよ」と投げかけたり「私はこうだと思うんだけど、一緒に調べてみよう」と誘うことで、コミュニケーションが深まるとともに、アクティブラーニング(能動的な学び)にもなると言えるでしょう。
<後編に続く>
株式会社CA Tech Kids
ITを活用し21世紀をリードしていく人材を育成することを理念とし、2013年に設立。
小学生向けプログラミングスクール「Tech Kids School」、プログラミング入門ワークショップ「Tech Kids CAMP」を運営。HPやアプリ、ゲームの開発など、デジタルのモノづくりを楽しくかつ本格的に学ぶことができる。
Tech Kids Schoolホームページ
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文:鈴木智之