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ほんの3日の経験で自信がついた。自信がなかった息子がキャンプ後も自信をもって声掛けができるようになった理由

公開:2021年11月10日

キーワード:キャンプコミュニケーション能力サカイクキャンプライフスキル考える力自信

サッカーの技術だけでなく、人間的な成長を促すサカイクキャンプ。実際参加した子どもにどんな変化があったのか、親御さんは成長を感じているのか。気になる方、いますよね。

この夏のサカイクキャンプに参加してくれたお子さんと親御さん、それぞれの声を聞いたのでご覧ください。

今回お話をしてくれたのは、今夏のサカイクキャンプが初参加だった小学4年生のユウゴくんとお母さん。ユウゴくんは「自信を持ちたい」「声かけができるようになりたい」と、明確な目標を持って挑んだキャンプでした。

キャンプで指導にあたった柏瀬翔太コーチによると、ユウゴくんは初日と最終日で印象が大きく変わったといいます。気になる理由やエピソードも気になるところです。
(取材・文:小林博子)

 

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サカイクキャンプ

 

<<春キャンプ参加者の声「大人が思っている以上に子どもの成長を促してくれるキャンプだった」

 

■「自信を持ちたい」という目標に結果が出た3日間

サカイクキャンプ参加理由をお母さんはこう話します。

「今年もコロナ渦の夏になり、どこにも連れて行ってあげられないから、何かイベントをと探していて見つけたのがサカイクキャンプです。サッカーのキャンプにこだわったわけではなく他の合宿も提案したのですが、本人はサッカーがいいと即答。だったらと、申し込みました」

地元の少年団チームに所属するユウゴくん。サッカーを始めたのは小学2年生の終わりごろですが、チームメイトは小学校入学前からサッカーをしていた子が多いこともあり、試合での出場機会が少ないそう。サッカーへの自信があまりついていないことをお母さんは懸念していました。参加理由を聞いた時に、本人が「自信を持ちたい」と最初に口にしていたのはそういう事情があったようです。

親御さんと離れて初めて過ごした2泊3日。最終日にキャンプ会場へ足を運んだお母さんは、「3日前に出発したときとが明らかに違う、イキイキとした表情をしていたのが印象的でした。"俺がやってやるぜ"という顔でサッカーをしていて、表情から自信がついたことが伺えました。それを見て参加させて良かったなと思いました」と語ってくれました。

 

■自信を育んだのは、たくさんの成功体験から

サカイクキャンプの感想をユウゴくんに聞いたところ、まずは笑顔で「楽しかった」との回答。そして「嬉しかった」と答えてくれました。

嬉しかったのは「2日目の試合で負けたけど、3日目は勝てた」というエピソードが理由のようですが、詳しく聞くとキャンプで学んだことをすぐに実践したからこその喜びだったことがわかります。

サカイクキャンプではサッカーの技術習得のほかに「5つのライフスキル」を学び実践することにも力を入れています。小学4年生のユウゴくんは初日に座学でそれを学び、キャンプ中はコーチの声がけのもと、実践しながら過ごしました。

柏瀬コーチにお話を伺うと、ユウゴくんは2日目の試合で負けた後、ライフスキルの学びをいかし、チームメイトに前向きな声がけができたそう。相手の立場になって自ら考え、翌日の試合に向けポジティブな言葉を選んで積極的に声をかけることができていました。チームは試合で翌日勝利。それはユウゴくんにとって何よりも嬉しかったことのようです。

キャンプ中、コーチ陣は一人一人の行動をしっかり見て、積極的に褒めます。積極的に声がけができたこと、学びをすぐに活かせたこと、試合に勝てたこと、コーチに褒められたこと......。たくさんの成功体験を積んで、ユウゴくんの「自信」はキャンプで強いものになったことでしょう。

キャンプ終了から1ヶ月後に行われる「フォローアップ研修」でコーチが聞いたところ、ユウゴくんはキャンプ後のサッカーにおいても、前向きな声がけがしっかりできていると実感し、それまでより堂々と、自信をもってサッカーができているそう。お母さんも同じように感じ、「ひとまわりたくましくなった」と感じているとのことです。

 

■ピッチ外の行動にも変化が

サカイクキャンプにおいて、コーチはサッカー以外の「オフザピッチ」の行動にも重点をおいて子どもたちと接しています。柏瀬コーチは「ピッチ外での行動はピッチ上でサッカーをしているときと同じくらい重要」と話します。その観点で、ユウゴくんにはとても印象深いエピソードがあると話します。

キャンプ中にあった試合の合間の待ち時間、ユウゴくんは子どもたちの仲間に入れずに孤立してしまった子に声をかけ、子どもたちの輪の中に誘うシーンがありました。そういう子がいることに気づけたこと、そしてしっかり声をかけて仲間に入れてあげられたこと。小学4年生で、それができる子は多くはありません。

そのエピソードを聞いて、「もともとお友達に優しくて気遣いができる子だったけれど、その良いところがさらに伸びたと思います」と目を細めるお母さんは、その後のチームでの活動や普段の行動にも良い影響が出ていると感じていると言っていました。

 

自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>

 

■サッカーで友達が増えた

また、ユウゴくんがサカイクキャンプに参加して「嬉しかった」と語った理由のもう1つに「サッカーをする友達が増えたこと」があるとも語ってくれました。5つのライフスキルの中にある「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」もキャンプ中にしっかり育まれ、「次のキャンプに参加できたらまた同じチームになりたいね」などと話しているそうです。

ユウゴくんに「お友達が参加するか迷っていたら、どう声をかける?」と聞いたところ「だったら僕と一緒に行こうって言う」とにっこり。ポジティブで相手の立場を考えた声がけは、どんなところでも発揮できているようです。

 

初心者でも自然と長く書けるようになるサッカーノートとは>>

 

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取材・文:小林博子

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