サッカーをする子どもを持つ親として、やはり気になるのはお子さんの身体やケガに関すること。チームの試合や練習などを見ていると、足の速い子、身体の大きい子などに目が行き、ついついわが子と比べてしまう事もあるのではないでしょうか。そこでサカイクでは、全国のサッカーチームのお父さん・お母さんに、「身体とケガに関する心配事」をリサーチしました。
■今の子どもは身体が硬い?
「身体の柔軟性が乏しい」に半数以上の方が回答しています。これはサッカーに限らず、スポーツ選手全般において必要とされているのは身体の柔軟性ですので、皆さん気にされている事なのではないでしょうか。続いて「背が伸びない」「足が遅い」という回答が多いですね。「背が伸びない」のは一般的には個人差があるというのはわかっているものの、やはりチーム内の子と比べてしまったり、対外試合などで同じ学年でも大きい子ばかりいたりすると気になってしまうものです。また、サッカーは走るスポーツですので「足が遅い」というのも目が行きがちですね。これは多くのお父さん・お母さんが抱える永遠のテーマだと思います。ほかにも偏平足や内股・O脚、身体が細くて心配という意見などもありました。サッカーを続けるにあたって心配事は絶えないと思いますが、まずは長い目で温かく見守っていってほしいと願います。
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■サッカーをすると、すり傷・切り傷が絶えない?
お子様のケガについて多い症状の第一位は、やはり「すり傷・切り傷」でした。少年サッカーでは、まだまだ土のグラウンドで練習をするチームが大半を占めています。相手と競り合ったりするとバランスを崩して転び、手足にすり傷ができるというは日常茶飯事です。たまにすり傷・切り傷をつくるのはいいとしても、いつも傷をつくって帰ってくるので、なかなか治らなくて困っているという回答も中にはありました。続いて多かったのは「打撲」。試合や練習中にボールの取り合いや1対1の駆け引きなどでつい足を蹴られたりしてケガをしたというお子様も多いのではないでしょうか。これもサッカーでは当たり前とはいえ、打撲も症状がひどいときは完治まで時間を要するので、気をつけたいケガですね。また、小学校の中学年から高学年にかけて気になるのは成長痛です。膝やかかと、すね、股関節などに痛みを訴える子どもも多いようです。ほかにも靴擦れや足の爪がボロボロといった声などもありました。
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■自分で出来るケガの予防や対処法が知りたい
お父さん・お母さんが最も知りたがっているのは「家庭でできる予防や対処法」、続いて「テーピングの方法」「応急手当の仕方」についてでした。これはやはり、病院などには行かなくても家で予防や対処ができるようになりたいという思いではないでしょうか。もしケガが起こっても、迅速に、正しく対処したいというのが親心でしょう。逆に「病院、整骨院などの選び方」については、大ケガをした場合、腕は確かなのか、早く治せるところなのか、選ぶポイントになるかと思います。骨折やひどい捻挫、靭帯などを負傷したりすると回復までの期間や治療中に守らなければいけない、知らないことがたくさんあります。病院などにお世話になる場合は、安心して任せられるところに頼りたいものですね。ほかには、サプリメントは何歳くらいから使ってもよいのか? 正しいストレッチの方法は? といった声もありました。
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※全国のサカイク読者197名(男性99名、女性98名)にアンケート ※複数回答可
身体の心配事やケガの予防・対策など、サッカーを続ける限りは切っても切り離せない悩みですね。いつまでもお子様が元気に楽しくサッカーを続けられるよう、サカイクではこういった悩みにもお応えできるような情報を発信していきたいと思います。
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調査・文/サカイク編集部