■なるべく子どもに近づく
Jリーグや日本代表などの試合を見ていると、カメラマンの定位置はゴール横。全体を見渡せ、迫力あるシュートシーンが撮影できる場所ですが、子どもたちの試合で親がゴール横に行くことはできません。
子どものポジションの近くに寄って行きましょう。できるなら、子どもの動きにあわせて撮影者も動くといいです。コンパクトカメラの望遠では、逆サイドの子どもにピントを合わせるのは大変です。親も子どもと一緒に動くことで、ピントが合わせやすくなります。 ※大会規定などにより定められている、観戦のルールや区域を守りましょう!
■写真の基本はブレないこと。ISOは高めに設定
いい写真の基本は、やはりぶれていないこと。脇をしっかりとしめて、カメラを体に近づけます。携帯やコンパクトカメラで撮影していると、モニターで被写体を確認するので「カメラを体に近づける」ということがなかなかできません。ブレない写真を撮影するなら、モニターのほかにファインダー付きのカメラを用意したほうがいいかもしれません。
前述したとおり、撮影時にはスポーツモード+連写モードに。スポーツモードがないなら、晴天時はISO400以上、曇りならISO800または1600にセットします。
どうしても逆光になってしまう場合。芝生のグラウンドなら芝生に露出を合わせると、いい写真が撮れやすくなります。オートなら、カメラが自動で露出を変えてくれるので、オートのまま、もしくは逆光モードがあるならそれに合わせるようにします。 子どもの近くで撮影ができるなら、ストロボを使うという方法もあります。ただし、試合によってはストロボの使用を禁止することもあるので、公式戦などでは確認するようにしてください。
■コンパクトカメラより一眼レフがおすすめ
思いもよらない動きの連続のサッカー。コンパクトカメラより一眼レフで撮影することをおすすめします。
24mm~300mmのレンズがあれば、子どものサッカーを撮影するのには十分。標準で24mm~100mmのレンズが搭載されていることがほとんどなので、77mm~300mmの望遠レンズを別途用意しましょう。