サカイクで「蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~」を好評連載中の島沢優子さんの新著が発売されます。近年問題となっている「ブラック部活」。その実態と背景に迫り、子どもたちが成長できる指導のあり方など未来を探る本書は、サッカーをやっている子どもを持つ親御さん必読です。
子どもたちの自主性や人間力を育てる場として、学校教育において年々重要性を増す部活動。ところが、今、児童虐待と化している「ブラック部活」が社会問題となっています。
・生涯にわたる後遺症を負わせるサッカー部
・バスケ部内でハーレムを形成するセクハラ顧問
・難聴になるほど練習させる吹奏楽部
など、こうした事例は枚挙にいとまがありません。
一方で部活指導に時間を取られ過ぎるために、教師たちも悲鳴を上げています。
最初に「ブラック部活」と名付け、警鐘を鳴らした著者が、その実態を徹底取材。日本ラグビーを世界レベルにしたエディ・ジョーンズも、部活に”待った”をかける人物の一人。「子どもたちの育て方を変えなくてはならない」と本書で彼は説きます。
エディ・ジョーンズだけではなく、少年サッカーを変えた池上正氏、テニスの錦織圭を育てた柏井正樹氏などへの取材も行い、子ども達が本当に成長できる部活指導のあり方も提示しています。
部活が悪いわけじゃない、部活をブラックのままにしていることが悪い。
保護者や学校関係者はもちろん、部活の思い出を熱く語る大人にも読んでほしい一冊です。
【本書の内容】
プロローグ 部活は誰のもの?
第1章 部活がもたらす効果
第2章 部活のいびつな歴史
第3章 ブラック部活が止まらない
第4章 教師にとってもブラックな部活
第5章 ブラック部活の正体
第6章 ブラック部活から子どもを守る
第7章 部活の未来のために
あとがき
発売日:2017年6月15日
出版社:講談社
単行本:ソフトカバー240ページ
価格:760円(税抜)
購入先:全国書店、インターネット書店
著者:島沢優子(しまざわ ゆうこ)
フリーライター/日本文藝家協会会員
筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。主に週刊誌『AERA』やネットニュースで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/小学館)など池上正氏の書籍のすべての企画構成を担当。サカイクで『蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~』を連載中。
1