自宅でできる簡単ストレッチ体操。「どうして重要か?」を学んだ後は、早速、実践をしてみよう。まずはサッカー選手に欠かせない<太腿>のストレッチからはじめましょう!
《ストレッチはいつするのがいいの?》
練習前後がいいでしょう。練習前のストレッチは、身体を動かしながら行いましょう。座ったり、寝た状態で行うのであれば、軽くランニングなどをして、身体を温めてから行うのが効果的です。ジョグをしながら肩まわしなどで、心拍数を上げつつ、身体をうごかすことで早く筋肉が温まっていきます。 練習後は、すぐに行うのがベストですが、入浴後に身体が温まっている状態も効果的です。
《サッカーに多い怪我とその予防のために》
サッカーの怪我で多い部位は、捻挫や、シンスプリント、股関節です。日ごろのストレッチで怪我予防ができるので。今は、痛くなくても、中学、高校生になったときに傷みや怪我が発症したりするので、早い段階から予防をしましょう。
《基本の方法》
- 2人1組
- 一つのストレッチは30秒前後
- 呼吸を止めずに行います(おしゃべりをすると自然と呼吸をしながら行えます)
- 強さはイタ気持ちいい(少し痛いけれど、気持ちがいい程度)がベスト
《腿の裏:ハムストリングス》
腿の裏が固いとスタートした時にスピードがでず、ボールに追いつかないこともあるので、しっかりと伸ばしましょう。
- あお向けにまっすぐ寝る
- 片足をゆっくりとあげ、腿の裏が伸びているかを確認
- 膝は曲げないようにする
- あげていない足(腰のあたり)を、しっかりとおさえる
- 両足で行う
取材・文/石井宏美 写真/サカイク編集部