【応援がもっと楽しくなる! パパママ向けサッカー基礎講座その6】
「私たちもサッカーの基礎を学びたい」というお父さんお母さんの声がよく編集部に届きます。そこで、スペイン・バルセロナを中心に世界20か国で活動する指導者集団『サッカーサービス』のメソッドDVD『知のサッカー』をもとに、サッカー戦術の基礎を学べる企画を用意しました。第6回は『サポート』のポイント2です。(構成・文 木之下潤)
【前回記事】
■ポイント2 サポートは角度も意識することが大切!
前回、サポートの【ポイント1】として「適切な幅や高さにポジションをとる」ことの重要性をお伝えしました。要約すると、ボール保持者の前後左右で適切な距離を保ち、味方がスムーズにボール回しを行えるようにパスコースを一つ確保することです。
一度おさらいすると、サポートとは「ボールを持っていない攻撃側の選手が守備側の影響を受けない有利な状態でボールをもらえるよう、近づいたり離れたりしながら継続的にパスコースを確立する技術」です。そのためには、ボール保持者の前後左右でバランスのいい距離間を保つことが大切だと述べました。
とはいえ、これだけではサポートの定義を満たすことが難しいことに気づきます。それは『ボール保持者にとって数的優位な状況を作る』ことが抜け落ちているからです。単に前後左右でいい距離感にポジションをとったとしても、ボール保持者にとって有利な状況を生み出しているとは言い切れません。
では、ボール保持者にとっても数的優位で安心できる状況を作るにはどうしたらいいでしょうか?
■"欧州で求められるプレー判断の基準"をトレーニングする日本で唯一の夏キャンプ
FCバルセロナの選手や世界のトッププロをサポートしてきたスペインの世界的プロ育成集団「サッカーサービス社」が、認知やサポートなど13歳までに身に付けておくべき戦術をプロの試合映像を使って解説。サッカーインテリジェンスを高めたい子ども達が見て学べる映像トレーニング。
構成・文 木之下潤