健康と食育
糖分が子どもを一流プレーヤーにする!?糖の摂り方を正しく学び、糖を味方に!
公開:2018年12月 6日
サッカーがうまくなるために必要なのは、日々のトレーニングと休息、そして栄養です。子どもたちの成長にとって大切な食事を、どう摂ればいいのでしょうか? 専門家に話を伺いました。
晴天の11月上旬、千葉県にて『糖を味方に! ジェフユナイテッド市原・千葉の選手と楽しむサッカー教室 Presented by 三井製糖』が行われました。このイベントは子どもたちがジェフユナイテッド市原・千葉の選手とともにサッカー教室を楽しみ、保護者の方々は子どもたちの成長に向けて大切な、栄養について学ぶことができるというものです。
栄養セミナーでは、ジェフのアカデミーで栄養士を務める増尾知明さん、千葉県佐倉市立西志津中学校の栄養職員・荒木寛子さん、そして三井製糖株式会社・研究課の宮坂清昭さんが登壇し、成長期の子どもたちに必要な栄養について情報提供が行われました。
栄養職員の荒木さんは「成長期の子どもたちは1日の限られた食事の中で、いかにバランス良く栄養を摂ることができるかがポイントです」と話し、「学校給食の献立はバランスを考慮して作られているので、給食の献立を参考に日々の食事を考えていただくと、バランスの良い食事を摂ることができると思います」と教えてくれました。
さらには「旬のものを旬のタイミングで摂取することで、栄養価が高い状態で摂り入れることができます」とアドバイス。参加者のみなさんは、大きくうなずいていました。
ジェフのアカデミーで栄養士を務める増尾さんは「子どもたちには、空腹の時間をあまり作らないようにしてあげてください」と語りかけ、「空腹とは脳がガス欠の状態なので、集中力や判断力が低下します。筋肉の修復や合成がうまくいかない、疲労回復が遅れてしまう影響もあります。ケガにつながる恐れもあるので、補助エネルギー源として、糖分の入った補食を摂ることを意識してもらえると良いと思います」と説明。
補食の内容については、ジェフの選手の例を紹介。「練習の1時間半前を目安に、エネルギー源としておにぎりやパン、カステラ、フルーツなどの糖質を食べて、練習後はエネルギーや筋肉を使っているので、糖質とタンパク質を摂ります。すぐに食事が摂れないときは、肉まんや具入りのおにぎりなど、糖質とタンパク質が一緒に摂れるものがいいですね」とアドバイスをしていました。
近年「糖質オフ」などの言葉が流行っていますが、増尾栄養士は「糖質は車でいうガソリンのようなもの。特にこれから成長する子どもたちには、サッカーをする、勉強をする、身長を伸ばすといった、あらゆる活動をするときに使われる大事なエネルギー源です。糖質が足りないと、走ることも頭を使うこともできなくなります。それぐらい、大切な栄養素なんです」と言葉に力を込めます。
三井製糖の宮坂さんからは「エネルギー源としての糖質は必要ですが、吸収が速い糖質だけでは、急に血糖値が上がって血管に負担がかかったり、小児肥満につながるおそれがあります。そこで私共は、ゆっくり吸収し、ゆっくりエネルギーになる『スローカロリー』という考え方を紹介しています。よく噛んでゆっくり食べることや、野菜を最初に食べる『ベジタブルファースト』という食べ方も意識してみてください」と助言が送られていました。
サッカー教室には小学校1年生から3年生まで30人が集まり、ジェフユナイテッド市原・千葉の鳥海晃司選手、古川大悟選手も参加。サカイクのコーチとともに、かけっこやおにごっこ、ドリブルゲームや1対1などを一緒にプレーしました。
終了後、古川選手は「子どもたちは元気がすごくて、僕の方も元気をもらいました。いつかまた、同じピッチでサッカーができればいいですね」と笑顔を見せ、鳥海選手は「今日はケガであまり動けなかった分、子どもたちと積極的にコミュニケーションをとって、雰囲気作りを心がけました。僕も子どもの頃、ジェフの選手と写真を撮ってもらったりしたので、良い思い出になったのではないかと思います。今日来てくれた子たちは、将来ジェフに入れるようにがんばってほしいです」とエールを送っていました。
<参加した親子の声>
佐藤親子
空腹が身体や脳に良くないことかがわかり、とても勉強になりました。いままで砂糖にはあまり良いイメージがなかったのですが「パラチノース」のことを教えていただいたので、早速『スローカロリーシュガー』を、肉じゃがなどの料理に使ってみようと思います。
福地親子
子どもが週3回サッカーをしているのですが、運動量に食事量が比例していないと感じていました。補食の重要性を聞いて、空腹の時間を作らないこと、一口、二口でもおにぎりなどの糖質を摂取して、練習に行くことが大事なんだと知ることができて良かったです。
増澤親子
うちの子は食事の最初に牛乳を飲んでいたから、量が食べられないんだと気がつきました。これからは好きなものだけでなく、栄養バランスも意識して、食事をさせようと思いました。家庭では、野菜を先に食べることの大切さを知ったので、実践しようと思います。
野呂親子
子どもの体が小さいことが気になっていたのですが、栄養士さんに「あまり神経質にならないほうがいいですよ」とアドバイスを頂いたので安心しました。学校給食の献立をキッチンに貼っているので、これからはよく見て、家の食事とのバランスを考えたいです。
■効率的な糖分摂取に!『ゆっくりと消化・吸収されるからだにやさしいお砂糖』
本日のトークセミナーでも紹介された「スローカロリー」という考え。体のエネルギーとなる糖分摂取はとても重要、でも急な糖分摂取も注意が。そんなニーズにうってつけの本商品は『パラチノース®』というはちみつに含まれる天然の糖質から作られたもので、糖分がゆっくりと消化・吸収されるお砂糖です。体にやさしいので大人やお年寄りはもちろん、サッカーをするお子さまにもおすすめです!
スローカロリーシュガー
価格:498円(税込)[三井製糖オンラインショップ販売価格]
内容量:300g