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インタビュー

「ともに世界へ、挑戦し続けたい」新たにJFAとメジャーパートナー契約を締結した、ANAの想い

公開:2023年9月13日

サッカーを支える企業にスポットを当て、想いを聞く企画。今回はANAです。

プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん、車いすテニスの国枝慎吾選手や全日本スキー連盟、日本バレーボール協会など、様々なスポーツを支援するANAは、2023年に「JFAメジャーパートナー」契約を締結。三笘薫選手ともスポンサー契約を結ぶなど、サッカーへのサポートを積極的に行っています。

多くのスポーツを支援するANAは、どのような想いでサッカーに携わっているのでしょうか?  ANA CX推進室 グローバルマーケティング部の坂井秀崇さんと大橋昇吾さんに話をうかがいました。(取材・文 鈴木智之)

■世界に挑戦する姿勢に共感

――2023年2月に「JFAメジャーパートナー」契約を締結しましたが、その理由と今後の取り組みついてお聞かせください。

我々ANAは、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)や、なでしこジャパンを始めとするみなさまの「世界に挑戦する姿勢」に共感しております。目標に向かってたゆまぬ努力をする姿勢は、ANAに脈々と受け継がれている、挑戦するDNAや行動指針に共通する部分が非常に多いと感じています。

また日本サッカー協会(JFA)さん、我々ともに、同じブルーをコーポレートカラー、チームカラーとするところにも共通点を感じており、ともに世界に向けて挑戦し続けたいという想いから、今回の契約に至りました。

――メジャーパートナーとして、今後の活動については、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

大会等のサポート、国際親善試合等での移動のサポートに加えて、持続可能な社会の実現に向けて、価値共創事業にも力を入れていきたいと考えています。

日本サッカー協会には、47FA(都道府県協会)がありますが、当社の支店は国内に33あり、地域創生に力を入れて取り組んでいます。47FAと連携して、価値共創事業や地域創生の取り組みなどもできればと思っています。

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■三笘薫選手をサポート

――2023年6月には、サッカー日本代表・三笘薫選手とのスポンサー契約を締結いたしました。その理由と今後の取り組みについてお聞かせください。

ANAグループは、新しい未来への思いと決意を込めて「ワクワクで満たされる世界を」を経営ビジョンに掲げています。三笘選手はプレミアリーグや日本代表で活躍されていて、「三笘の1ミリ」のように、最後まで諦めずに挑戦するプレースタイルは、多くの勇気や感動を与えてくれています。

プレーを通じて「ワクワク」を体現する姿に感銘を受けまして、契約させていただきました。今後、三笘選手と一緒に、子どもたちに夢や喜びを与える活動をしていきたいと思っています。

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――サッカーを支援する理由にもなると思いますが、サッカーと御社の事業の親和性については、どのように感じていますか。

ANAには「努力や挑戦を続ける」というDNAがあります。それはスポーツにも言えることで、「世界に挑戦し続ける」ところが、お互いに共鳴し合える部分だと感じています。先程、「ワクワクで満たされる世界を」と申し上げましたが、日本だけでなく、「世界を明るく元気にしたい」という願いも、スポーツやサッカーに共通するところなのかなと思っています。

■なでしこジャパンへの支援

――先日、なでしこジャパンがチャーター機で、ワールドカップ開催地のニュージーランドに出発しました。女子としては初めての試みですが、この取り組みに関して、どのような想いで実現したかをお聞かせください。

なでしこジャパンの皆さんは、ワールドカップに出発する前日に仙台で強化試合があり、そこから東京、成田と移動されて、10時間以上のフライトで開催地のニュージーランドに移動するスケジュールでした。

移動が長時間にわたりますので、少しでも心身の負担やストレスを感じることなく移動していただきたいという想いで、チャーター機を用意させていただきました。残念ながらベスト8という結果でしたが、準々決勝を含めた各試合は多くの人に感動を与えたと思います。

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――サッカーを支援することによる、本業への還元や費用対効果については、どのようにお考えでしょうか?

サッカーを通じて、飛行機に乗る機会がなかった方や当社と接点のなかった方に、興味を持っていただく機会のひとつになるのではないかと思っています。今後は価値共創事業を通じて、将来的な旅行喚起にも繋げていければと思っています。

昨今は海外でプレーする選手も多いので、日本在住のお客様に向けた、海外観戦ツアーといった施策も考えていきたいです。

■サッカーファミリーを増やす、お手伝いをしたい

――サカイクはサッカーをする親子向けの媒体ですが、今後、子どもたちのサッカーに携わるビジョンがありましたら、お聞かせください。

今年度中に一つ以上は、お子さんに関わる価値共創事業を実施したいと思っています。JFAさんから伺ったのですが、将来サッカーファミリーになっていただくために、大切なのが12歳未満の年齢だそうです。特に女子の場合、中学生になるとサッカーをする場所や機会が少なくなる傾向がありますので、そのあたりも含めて、盛り上げるようなイベントや活動ができればと思っています。

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取材・文 鈴木智之

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