インタビュー
「暑熱対策を通じて、サッカーをする子どもたちを応援したい」地域に根差したスポーツ支援を行う、花王『ビオレ』の想い
公開:2025年3月19日
地球温暖化により、暑さが年々厳しくなってきています。「暑さ対策」は、スポーツをする人、観戦する人にとって、喫緊の課題と言えるのではないでしょうか。そこで今回は『ビオレ』でおなじみ、花王株式会社 スキンケア事業部 ブランドマネジャー小林達郎さんにFC町田ゼルビアとのコラボレーションを通じた、暑熱対策の取り組みについて話をうかがいました。(取材・文 鈴木智之)
■肌は「ヒューマンインターフェイス」
Q:ビオレブランドの理念について、お聞かせください。
A:ビオレは肌を「ヒューマンインターフェイス」と捉え、人と社会の接点だと考えています。肌を通じ、肌を良くすることで、人と社会がつながることを目指しています。私たちの周りには、紫外線、花粉、環境汚染、感染症などのウイルスまで、多くの環境ストレスがあります。動物には体毛があり、魚には鱗がありますが、人間は肌だけで、これらの環境ストレスから身を守らなければいけません。
ビオレホームページから引用
そこで私たちは「クリーン」と「プロテクション」という2つの切り口で、肌を守る活動を展開しています。「クリーン」はビオレの原点である洗浄技術から生まれました。肌には本来、外的刺激から体を守るバリア機能が備わっています。私たちは、この肌本来のバリア機能を守りながら、洗うことのできる技術を追求してきました。
また、現代の強い環境ストレスに対しては、肌本来の力だけでは十分ではありません。そこで、肌の上にアウタースキン、つまりアウターバリア機能を設けることで、素肌を守る「プロテクション」にも力を入れています。例えば「ビオレUV」の日焼け止めや、「冷タオル」といった冷却シートがそれにあたります。
■地域密着型の暑熱対策支援
Q:2023年より、FC町田ゼルビアとコラボレーションをされていますが、理由を教えてください。
A:スポーツシーンは、暑熱ストレスを特に感じやすい場面です。これはスポーツをする人だけでなく、観戦する人にとっても重要な課題になっています。ビオレはこれまでも「社会とつながるアクション」として、様々なスポーツ団体と協働して、暑熱対策のサポートを行ってきました。
FC町田ゼルビアは町田市民の力で生まれた地域密着型のクラブで、町田を中心とした地域の発展や、市民の健やかな生活の形成を目的とした、社会貢献活動に取り組まれています。地域に根差した活動と社会貢献への姿勢が、ビオレの活動理念とつながり、2023年から暑熱対策啓発をすることになりました。
Q:どのような活動を展開されているのでしょうか?
A:スタジアムにブースを出展したり、「親子ふれあいサッカー」を通じて、暑熱、紫外線対策の啓蒙活動をしています。会場ではサンプリングや販売をしています。
昨夏のマッチデーでは、入場者に「冷タオル」をお配りして、「みんなで冷タオルをつけて、応援を楽しみましょう」と呼びかけました。この取り組みはとても好評で、今年も実施できればと考えています。
■安全で快適なプレー環境づくりを
Q:暑い季節、スポーツを楽しむお子さんとご家族に向けて、メッセージをお願いします。
A:地球温暖化に伴って、暑さは年々厳しさを増しています。このような状況では、暑さが理由で好きなスポーツを楽しめない人が出てきてしまっています。子どもたちが安全に、そして思い切りプレーできる環境づくりは、とても重要な課題だと認識しています。
安全で快適なプレー環境があってこそ、子どもたちはのびのびとプレーできますし、保護者の方々も安心して応援できると思います。ビオレ製品を通じて暑熱対策を啓発し、子供たちや観戦者をサポートすることで、健やかでアクティブな社会をつくりたいと考えています。今年も暑い日が続くと思われますが、みなさんが思いっきりサッカーを楽しめるように、ビオレは応援しています!