今年から全日本少年サッカー大会が8人制になり、U-12年代の公式戦では8人制が導入されています。そこでこのコーナーでは、8人制のなぜ? について解説するとともに、より深く8人制を理解するためのポイントをお伝えしたいと思います。第4回目は『1人審判制について』です。(ここで取り上げるものはあくまで基本的な考え方であり、大会や試合によって変更になる場合があります)
■8人制では『1人審判制』を積極的に取り入れます
8人制は『1人審判制』が推奨されています。8人制になると、グラウンドが小さくなるため、大人用のサイズで2面とることができます。グラウンドが隣接している会場では、一度に複数の試合を実施するケースもあるでしょう。その場合、審判の数が足りない! という事態が起きる可能性もあります。そうならないために、8人制では『1人審判制』を積極的に取り入れるよう、働きかけています。
審判が1人になると、ファウルやボールアウトの判定など、見間違えることもあるかもしれません。そこで大切になるのが、『フェアプレー精神』です。たとえば、選手は自分の足に当たってボールが出た場合、自己申告をし、相手にボールを渡す。普段の練習からそのようにするのも、すばらしいことです。そこに流れるのは『フェアプレー精神』です。