8月3日より決勝大会が開幕する第38回全日本少年サッカー大会。各都道府県の代表も決定、決勝大会への期待の高まりにあわせ、サカイクでは注目のチームや見どころを紹介していきます。第1回となる今回は、激戦区である神奈川県予選を勝ち抜いて代表となったJFCフトゥーロを取り上げます。
第38回全日本少年サッカー大会の神奈川県代表となったJFCフトゥーロ(以下、フトゥーロ)には「6つの約束」があります。
- 大きな声であいさつをする
- 人の話を聞くときは話をしている人の目をみる
- 自分でできることは自分でやる
- 一日ひとつ誰かのために良いことをする
- 集合のときは走って集まる。練習中は私語禁止
- 応援してくれる人やモノを大切にする
「どれも簡単なことのようだけれど、だからこそ難しいんです」と選手たちは声を揃えます。この約束ができたきっかけをフトゥーロの鈴木友監督は教えてくれました。
「2007年にサッカースクールの事業を立ち上げたばかりのころです。はじめて6年生のお別れ会を開いたときに、卒業生にひとことずつメッセージを残してもらおうとしました。ところが、いざ自分の出番になると、どの子もうまくしゃべれることができませんでした。自分の思いや考えをうまく言葉にして相手に伝えることのできない卒業生を目にして、私は、この子たちに指導者として何を残してあげられたのだろうかと少しショックを受けました。サッカーのチームだから、サッカーの技術だけを教えればいいんだろうかと悩みました」
そもそもフトゥーロを設立するにあたってのチームコンセプトは「ひとを育てる」ということでした。鈴木監督は、このことをきっかけに、もう一度原点に返って、サッカーの技術はもちろんですが、サッカーを通じて、あいさつをすることができる、ひとの話を聞ける、自分で考えて行動できる、という部分にこだわり、子どもたちと"6つの約束"として取り組みをはじめたのです。
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