前編では、汗をたっぷり吸ったウエアからその日のにおいを取り去る方法を洗濯王子に教えてもらいました。後編は、すでににおいがしみついて臭くなっているウエアや、カビたタオル、黄ばんだアンダーウエアなどをよみがえらせる洗濯術を伺いました。
取材・文・写真/小林博子
■頑固なにおいにはつけ置き液のパワーをアップさせて!
何度洗っても、ほんのりウエアがにおうことはありませんか? 着用して汗をかくと、強いにおいを発することも…。そんなしみついたにおいには、前編でご紹介した基本のつけ置き液をパワーアップさせた以下の方法を試してみるとよいそうです。
・お湯の温度を10℃上げ、50℃前後に。
・酸素系漂白剤の量を増やす。液体の酸素系漂白剤を使う場合は洗剤も溶かす。
・つけ置き時間を伸ばし、2~3時間に。
※ポリエステル素材の場合、温度を上げると汚れを吸着してしまうので注意。
■帽子やシューズのにおいには?
帽子もにおいが気になったら上記の方法でつけ置きを。帽子はつけ置き後、洗濯機で洗いたくなるかもしれませんが、形崩れを防ぐためにも手洗いがベター。しっかりすすいだ後は本来の形を保つためにピンチで数か所をつるして上下逆に干します。そして頭が入る部分にタオルなどを詰めて形を整えれば完璧。ある程度乾いたら、タオルを取り外して完全に乾かします。
シューズのにおいに関しては、以前掲載した洗濯術・応用編に記載されていますので、そちらを参考にしてください。
取材・文・写真/小林博子