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サッカー豆知識

【全少】勝っても涙を流すその理由は?向上心の強い桜の戦士達

公開:2014年8月 7日

キーワード:全日本少年サッカー大会

 全日本少年サッカー大会4日目。一次ラウンドの日程は既に終了しており、勝ち抜けた24チームが、8グールプに別れ、2次ラウンドを戦います。各グループの3チームは2試合ずつリーグ戦を行い、1位のチームのみが決勝トーナメントに勝ち進むことができます。
 
セレッソ大阪U-12
 
 その2次ラウンド2試合目の後、セレッソ大阪U-12の選手達は、涙を流し嗚咽をもらしていました。その光景は、チームが敗退したチームの様子に見えます。しかし彼らは、チームが敗退して泣いていたわけではありません。なんと3-1で試合に勝って2連勝し、決勝トーナメントに進出したにもかかわらず、試合終盤に失点したことが悔しくて泣いていたのです。
 
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 大谷武文監督は、「いいやん。試合に勝って、悔しい気持ちも味わえて、一番最高やんか。その気持ちがあるなら、絶対うまくなるからな。また練習しようぜ。よし、『小さくガッツポーズ』な」、そう選手達に声をかけて、ミーティングを終えました。セレッソ大阪の選手達は、高い向上心を持っているため、結果を出してもプレーに満足出来なければ、笑いません。
 
 それもそのはず、セレッソ大阪の下部組織と言えば、現在日本代表にも選ばれている山口蛍選手など多くの選手をトップチームに送り込んでいる優秀な育成機関なんです。だからこそ、彼らは大会の優勝を目指し、そこまでの過程を通じて成長することが一番の目的。つまり、目の前の勝利は通過点でしかない。だからこそ「小さくガッツポーズ」なんでしょう。
 
セレッソ大阪U-12
 
 また、試合後に選手達が泣いていた状況に関しては、「勝ったのに、不思議な状況ですね。今、一対一はこだわってやっていることにも関わらず、相手の10番に抜かれて失点したのが悔しかったんだと思います。いい涙ですね。こういうのは、本人達がもともと持っている部分ですよね」とポジティブな反応であることを説明してくれました。彼らは、こういう悔しい経験を乗り越えて、一段一段プロへの階段を上って行くのでしょう。
 
 さて、そんなプロを目指して日々戦う小さな桜の戦士達の中でも、注目したいのが、森島寛晃選手からはじまり、香川真司選手、柿谷曜一朗選手など、セレッソのエースがトップチームで代々受け継いでいる8番を背負うキャプテンの川上航立選手です。
 
 川上選手は、大谷監督曰く…
 
続きはスーパースポーツゼビオが提供するジュニアサッカーサイト「Junior Soccer United」で!
 
セレッソ大阪U-12応援席
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