サッカー豆知識
サイドバックとはどこのポジション? サッカーの攻守に欠かせないポジションの役割や重要性を解説
公開:2021年4月22日 更新:2024年1月19日
サッカーにおけるサイドバックは、守備はもちろん攻撃においても重要な役割を担うなど、試合結果を大きく左右するといっても過言ではないポジションです。この記事では、サイドバックの概要から具体的な役割、昔と今の違いなどについて解説します。具体的に求められる能力・適正についても取り上げているため、サイドバックを実際にやっている選手、興味のある選手はぜひ参考にしてみてください。
サイドバックとは
サイドバックとは、4バックや5バックのディフェンスラインの両サイドに位置するポジションのことです。ディフェンスラインの一角を担っていることもあり、相手の突破を許さないように守備面でのプレーはもちろん、サイドハーフと連携した攻撃なども求められるなど、その役割は多岐に渡ります。サイドバックの活躍が試合結果を大きく左右するといっても間違いはないでしょう。
サイドバックの役割
先ほども触れているように、サイドバックの役割は多岐に渡ります。
最も大きな役割は相手の攻撃を防ぐための守備です。サイドバックが相手の突破を許してしまうと、クロスや中に切り込んでのシュートなどを簡単に行わせてしまうため、ピンチを招くことになります。
また、守備以外でもオーバーラップして味方の攻撃をサポートするほか、クロスによるチャンスの演出、自ら切り込んでのシュートなど攻撃面での役割も求められています。
サイドバックの役割の変化
サイドバックは、以前までは守備を主に行い、時にクロスを上げるというシンプルな役割のポジションでした。しかし、現在では守備やクロスはもちろん、攻撃の組み立てやシュートなど、より多彩な役割が求められています。得点につながるプレーに関わることも珍しくなく、試合における重要なポジションの1つだと言えるでしょう。
サイドバックに必要な能力
攻守両面での活躍が求められるサイドバックには様々な能力が必要です。ここでは、具体的にどのような能力が求められるのか解説します。
1対1における守備力
サイドバックはディフェンダーの1人ということもあり、守備力は欠かせません。特に相手のサイドハーフと1対1になる場面が多いため、対人の守備力は必須です。サイドハーフにはスピードのある選手やドリブルの得意な選手が配置されるケースが多く、相手の攻撃の肝となるポジションであることが珍しくありません。サイドバックがここをしっかりと抑えることができれば、試合を優位に進めることができるでしょう。
積極的な攻撃参加
何度もお伝えしているように、サイドバックは守備だけでなく攻撃面での貢献も求められるポジションです。ゲームのウイイレやFIFAなどをしていて、サイドバックが攻撃する場面をよく見る、という人も多いでしょう。
オーバーラップを仕掛けゴール前にクロスを上げることも多く、高精度のクロスを上げられれば、チームに多くのチャンスをもたらすことができます。また、自陣後方からビルドアップに参加することもあり、試合の組み立てを行うケースも少なくありません。ある意味で司令塔としての役割を持っていると言えるでしょう。
サイドを上下する運動量
時には自陣後方で守備を行い、時には最前線で攻撃をするサイドバックは、サイドを何度も上下する運動量が欠かせません。守備から攻撃へと切り替える際にサイドを全速力で駆け上がり、攻撃から守備へと切り替わるとすぐに自陣に戻ることができるサイドバックはチームに大きく貢献できるでしょう。実際の試合においても、走行距離のランキングでサイドバックが上位に入ることは珍しくないなど、運動量の高さはサイドバックの必須条件と言えます。
まとめ
今回は、サイドバックの概要から、サイドバックに求められる役割や能力などについて解説しました。ディフェンダーというと地味なイメージがあるかもしれませんが、サイドバックは攻守に渡る活躍が求められ、試合結果を大きく左右するポジションと言えます。ぜひ今回の内容を参考に、サイドバックに取り組んでみてください。