テクニック
サッカーのインサイドキックとは? パスやシュートでも使うキックのやり方やコツを解説
公開:2021年6月23日 更新:2024年1月19日
インサイドキックは、パスはもちろんシュートでも使用するなど、サッカーの試合で最も使用されるキックといっても過言ではありません。サッカーの基本となるキックであるため、しっかりと蹴り方を身につけることが大切です。そこでこの記事では、インサイドキックの蹴り方とキックのコツについて解説します。インサイドとは具体的にどの場所のことなのか、蹴るときのポイントなどについても取り上げているため、サッカーを始めたばかりでインサイドキックを向上させたい子どもをお持ちの保護者の方はぜひ参考にしてみてください。
インサイドキックとは
インサイドキックとは、足の内側で行うキックのことです。具体的には足の内側の中でも、土踏まず付近でボールをキックします。
インサイドキックは、主に近距離の味方に対してパスを出す際に使用されます。そのため、試合中に最も使用される頻度の高いパスだといえるでしょう。また、ゴールキーパーと1対1になった時にコースを狙ったシュートを打つ際に使用することもよくあります。このような場面はプロだけでなく、子どもの試合においてもよくあるため、少年サッカーにおいてもインサイドキックは頻繁に使用することになります。
ちなみにインサイドキックは、インステップキックやインフロントキックなど、他のキックと比べると正確なキックができる点が特徴です。これは、ボールに触れる面が他のキックよりも広く蹴りやすいためです。ただし、インステップキックのような力強いボールを蹴る際には適していません。
インサイドキックの蹴り方
インサイドキックを行う場合、以下の流れで行います。
- ワンステップでキックできる距離を目安に助走する
- 軸足をボールの真横に置き、つま先はボールを出す方向に向ける
- 土踏まずからかかとの辺りを面にしたうえでボールの中心を捉えるように蹴る
- 蹴った後はまっすぐに脚を振り抜く
なお、通常のインサイドキックよりも少し強めにキックしたい時は、助走の距離を少し長めにとり、勢いよく踏み込めるようにしましょう。軸足を置く位置は変わりませんが、助走の勢いを殺さないためにも、深く踏み込むようにしてください。
最初のうちはうまく蹴れないかもしれませんが、何度も繰り返すことで徐々に体がフォームを覚えていくはずです。ぜひコツコツとキック練習に取り組んでみてください。
インサイドキックのコツ
ここでは、インサイドキックを行うさのコツについて解説します。初心者でも取り組める基本的なコツなので、ぜひ参考にしてみてください。
つま先はパスを出す相手の方向に向ける
インサイドキックをする際は、軸足のつま先はパスを出す相手の方向に向けてください。これは、つま先を出したい方向に向けることで、体の向きもその方向を向くためです。練習だとしっかりとキックできていても、相手のプレッシャーがある試合だとうまくできない可能性があります。そのため、プレッシャーのある中でもつま先の方向を意識するようにしましょう。
ボールの中心を捉える
キックの際は、ボールの中心を捉えることが大切です。もし下の方を叩くとボールが浮くため、相手がトラップしにくいパスとなってしまいます。また、上の方を叩くとうまくボールが転がりません。そのため、ボールを蹴る瞬間はボールをしっかりと見るようにしましょう。
まとめ
今回は、インサイドキックについて、その概要から蹴り方、蹴る際のコツなどについて解説しました。インサイドキックは試合中に最も使用するキックであるため、正しい蹴り方を身につけ、正確なキックができるようにしておくことが重要です。ぜひ、今回の内容を参考に、インサイドキックの練習に取り組んでみてください。継続して取り組めば、徐々にキックの質が向上するはずです。