2012年、2013年のJリーグで連覇を果たしたサンフレッチェ広島。先日行われたゼロックス・スーパーカップでも、天皇杯王者の横浜F・マリノスを下し、今シーズンの初タイトルを獲得しました。
その広島でエースストライカーとして君臨する、佐藤寿人選手。昨年はJリーグ史上初となる10年連続2ケタ得点という偉業を達成し、さらに2年連続フェアプレー個人賞を受賞しました。身体的な才能に恵まれたわけでもない佐藤選手ですが、なぜ、日本を代表するストライカーに成長することができたのでしょうか?
今回はその秘密のひとつとして、佐藤選手がジュニアユースとユースの6年間に書き続けた、『サッカーノート』を取り上げたいと思います。
そもそも、サッカーノートには何を書くのか? 佐藤選手の場合は、日々の練習メニュー、自分自身のプレーがどうだったか、そして、コーチが語った印象的な言葉を書き留めていたそうです。
「サッカーノートを見返すと、原点を思い出すことができるし、言葉を残しておくことはすごく大事だと思います。それが自分の考え方につながっていきますしね」
■普段の会話では知ることができないことも・・・
現在、佐藤選手はサッカー選手であると同時に、小学5年生と2年生のサッカー少年を育てる父親でもあります。息子たちが練習から帰宅し、食事を取ったあとに書いたサッカーノートを読みながら、日々さまざまなことを感じているそうです。
「(息子のサッカーノートを読むのは)面白いですよね。“書き終わったら見せて”と言って、一つひとつの項目をチェックして、突っ込みどころを見つけています(笑)。普段の会話ではなかなか知ることができないことも、ノートがあれば知ることができますし。たとえば“来年の自分”という項目に、上の子が“下級生をまとめる”って書いているけど、まずお前、自分の学年をまとめられるのか、って(笑)。でもやっぱり、そういう考えを持っているっていうのは、普段の会話ではうかがい知れないことですから。こうやって書き出すことで、サッカー以外の部分で子どもの考えを知るのは、親としてもすごく良いですよね」
また、佐藤選手の息子たちが使っているヒュンメルのサッカーノートには、さまざまな工夫が盛り込まれています。子どもに対して「1ページ書きなさい」と言うと、大きな文字で数行を書いて終わってしまうことが多いですが、ヒュンメルのサッカーノートは、質問形式で項目を作ったり、自己採点でその日の点数をつけるようにしたり、子ども自身が楽しみながら習慣化できるように工夫されています。
「まだ低学年であれば、ノートに書けることだけを書いて、あとは点数をつけるのが好きだと思うので、それくらいでもいいのかなと思います。すごくがんばったときは100点、200点と書く子がいるかもしれないし、今日ダメだったなという場合は、何も書かないのかもしれない。それはそれでいいのかなと思います。まずはサッカーを楽しむところが大事ですから。だけど4年生くらいになってくると、サッカー選手になりたいという気持ちが強くなって、それと同時に、現実を少しずつ知らされていく部分もあります。そこの部分で、自分を客観視することはすごく大事です」
■父として、寿人が息子に伝えたいこと
小学校高学年へと成長していく息子と、どのように接するべきか。父親としての佐藤選手は、日々悩みながらも、子どもと正面から向き合っています。
「サッカーを楽しむことは、もちろん大事にしてほしいですが、うまくなりたいという気持ちがあるのなら、“練習しないといけないよ”と伝えるようにはしています。“サッカー選手になりたい”という言葉だけが、一人歩きするのが、僕はすごく嫌なので。1年生くらいであれば、それは仕方ないことですが、やっぱり4年生くらいになると、もっとボールを蹴っている子もいますし、そこに懸ける熱量がどれだけあるのか。サッカーが好きで、やりたいのはいいよと。だけど、“サッカー選手になりたい”と言うんだったら、練習しなきゃいけないよね、練習しないとうまくなれないよね、とはずっと言っています。
子どもに“これ読んで”と、職業の本を渡したんですよ。“大きくなったら、こんなにもいっぱい職業があって、別にサッカー選手じゃなくてもいいんだよ”と。そういうふうに言ったんですけど、2人ともやっぱりサッカー選手になりたいって言うんです。だったら、サッカー選手は、なりたいと言ったからなれるわけではないと、現実もある程度は教えないといけない。難しいところですよね。C級ライセンスを取ったときも、“ドリームキラーになってはいけない”と指導の教本に書いてありました。もちろん、夢を壊してはいけない。でもやっぱり、夢だけ語って、夢はかなうのか、と言われれば、決してそうではない。そこの部分は、4年生くらいになれば徐々に感じとってほしいんです。実際にサッカーやっていても、自分よりもうまい子が出てくるわけじゃないですか。そういうところで現実を知って、“うまくなりたい。もっと練習しなきゃ”っていう気持ちになってくれると思うので……。夢を語るのであれば、それに向かって努力しないといけない。努力できないな、と思うのであれば、あきらめたほうがいい。そこの部分の夢を壊すのは、何ら問題ないかなって」
現実を知り、みずからを客観視することで、子どもたちは新たな成長の階段を登って行きます。言葉だけが先へ進まないように、一歩一歩、少しずつ・・・。
「客観的に自分を見るための手段として、サッカーノートをつけることで、自分自身がどうだったか、周りがどう見ているか。そういう部分も、自分を理解する上で大事なのかなと。僕が子どもの頃は、足りていない部分が多くて“何かしなきゃ”という思いが強かったけど、そこでサッカーノートをつけていたことで、“やらなきゃ”という気持ちを、より具体化できたと思います。
僕自身、サッカーノートを書き始めたのが、ジェフのジュニアユースに入ったとき。自分の子どもは5年生と2年生ですし、これから書くことで、もっともっといろんなことを学んでくれるんじゃないかと。楽しみですね」
ヒュンメルのサッカーノート
HFA9021 サッカーノート ¥500+消費税
B5サイズ(トレーニング編 87ページ・試合編24ページ)
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左:HJS5103 プリアモーレ IN Jr./中:HJS2107 プリアモーレ TF Jr./右:HFA9021 サッカーノート
■応募方法
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■応募期間
2014年4月7日(月)~4月30日(水)
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のいずれかひとつをプレゼント。
※どの賞品が当たるかはこちらで決めさせて頂きます。
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文/清水英斗