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考える力

案ずるより産むが易し!親元を離れる機会が子どもの成長を早める

公開:2015年8月20日 更新:2021年1月27日

キーワード:子育て自立

先日、サカイクキャンプにお邪魔してきました。集合場所で見送るご父兄にお話しを聞いたところ、一番の気がかりは「サッカー以外の部分でお友達と仲良く過ごせるか」ということ。サッカーのキャンプとはいえ、親御さんは技術向上より生活面でのことを心配しているようです。そのことをふまえ、実際のキャンプを見学してきましたので、一部ですがその様子をお伝えします。(取材・文 前田陽子)
 
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■「サッカーがうまくなりたい!」と子ども自ら決断

今回取材したのは、小学1年から3年生向けのチャレンジクラスキャンプ。低学年なのでご両親に背中を押されて参加したのかと思いきや、サッカーを始めたばかりなので「早くうまくなりたい!」と自分の意志で決断し、ひとりで参加した子どもが多くいました。幼稚園などでお泊り保育はしたことはあっても、全く知らない人ばかりのところに飛び込むには相当の勇気がいるはず。サッカー技術を向上させたい!という彼らの意志の強さに脱帽です。
 
「幼稚園時代にお泊り保育を経験しているので、親がいなくても大丈夫だと思います」というご父兄の声はありましたが、日々一緒に生活をしているお友達とのお泊りと異なり、コーチ陣はもとより、お友達とも初対面という状況にどの子もドキドキしていないはずはありません。お友達同士で参加した子どもたちは行きのバスの中でも和気あいあいですが(緊張からくるハイテンションだったような気もしますが…)、ひとり参加の子どもたちのさみしそうなこと。不安と緊張感からバスで具合が悪くなってしまう子もいました。ですが、コーチのサポートを受けながら、弱音を吐くことなく会場へ。自分で決断したことはがんばり抜きたいという気持ちが見て取れて、小学1年生なのに自立しているな~と、本格的にキャンプがスタートする前から感心してしまいました。
 

■ボールを蹴りはじめたら、あっという間にお友達

会場に到着したら、自分の荷物は自分で持って移動します。出発地の東京駅では、お父さん、お母さんのサポートがありましたが、ここからは“自分のことは自分で”が基本。車内でコーチから伝えられた部屋へ移動、身支度を整えて集合します。バスの中で子どもたち同士の交流はあまりなかったので、まだまだ打ち解けていない様子。お友達とも二言三言、必要なことを話す程度です。
 
開会式の後、早速練習開始。ウォーミングアップのプログラムの効果もあって、気が付けば周りのお友達と会話も弾んでいる様子。まだ名前がわからないので、練習中の声掛けは(個々にビブスを着用していたので)「ピンクの3番」だったりしたのですが、ボールを蹴るごとに子どもたちの笑顔が増えていきます。
 
そして、子どもたちの積極的なこと。コーチから「誰か手伝って」とデモンストレーションの相手を頼まれるとほとんどの子が立候補します。質問にもはきはき応え、失敗を恐れずに取り組む様子は見ていてとても気持ちがいいものでした。また、試合形式の練習では大きな声で指示を出したり、ゴールを決めてチームみんなで喜んだり。つい数時間前に初めて会ったとは思えない仲の良さを見せてくれました。
 
次ページ:最初の夜は不安がいっぱい。日を追うごとに自分でできるようになる
 

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(※今夏のキャンプは全て終了しています。次回は冬休みに開催予定です)
 
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