考える力
「自分で目的や目標を見つけることで練習への取り組み方が変わった」サカイクキャンプ参加者の声
公開:2016年2月26日 更新:2021年1月27日
子どもの自主性や考える力を育てることが大切だと感じてくれるサカイク読者の多くは、サカイクキャンプにも参加してくれます。サカイクキャンプでは、お客さんの85%が子どもの考える力がついたと実感しています。
実際に、どのような子どもの変化が見られるのでしょうか? サカイクキャンプ参加者に話をうかがいました。(取材・文 前田陽子)
■仁井田さんの場合(お子さんは小学4年生。1年生のときから年に1回参加)
―サカイクキャンプに参加したきっかけを教えてください
平日は1時間、週末でも3時間程度の練習なので、一日中サッカーをするという生活をさせてみたかったので、参加させました。親元を離れて数日過ごすのも、いい経験になるのではないかとも考えました。
―実際、参加されてどうでしたか?
最初に参加したのは1年生のとき。シンキングサッカースクールに通っていたので、教えていただいているコーチもキャンプに参加するということで、安心感がありました。戻って来たときは、自分ひとりでやりきったという充実感があったようで、自信がついたような顔つきでしたね。後にコーチからホームシックになっていたと聞きましたけれど(笑)。今は一年に一回、キャンプに参加していますが、毎回帰ってくると自信に満ち溢れた顔をしています。
―キャンプに参加後、チームでの様子は変わりましたか?
練習への取り組み方が変わったように感じます。自分で目的や目標をもって取り組むことができるようになり、とても積極的になりました。また、キャンプで上級生と接することが多く、仲良くできたことで、チームの先輩たちにも遠慮なく向かって行けるようになりました。そして、失敗を恐れずに自分の考えで、プレーしていると感じます。同学年のチームメイトの中には、まだまだコーチの指示を待ってしまう子もたくさんいますが、彼はコーチの意見は聞かないくらいで。でも、自分で決めたプレーで失敗をすることで、たくさんのことを学び、次に活かすこともできるようになりました。1日3試合あっても、自分のプレーを振り返ることができるのも、集中してサッカーに取り組めているからだと思っています。
―サッカー以外の日常生活で変化はありましたか?
食事の時もコーチに声をかけてもらったことで、食事内容に気を使うようになりました。家でも野菜はたくさん食べた方がいいと話はしていましたが、親の話は聞いていないんでしょうね。コーチから練習後には野菜を食べた方がいいと言われたそうで、食事のときに「サラダ出して」と言ってきたりします。コーチの力は絶大ですね(笑)。数日間を一緒に過ごすキャンプだから食事の面まで話をしてくれて、生活からもスポーツを学んだのだと思います。
―以下、お子さんの感想です。
サカイクキャンプに参加する前は、知らない環境で宿泊するということが怖かったです。来ている子も自分よりうまい子ばかりだろうと思っていて、自信がありませんでした。けど、1日目が終わるころにはお友達もできて、とても楽しかったです。今まで、相手が怖くてボールを蹴ってしまうことが多かったのですが、落ち着いてボールをキープできるようになりました。自分のチームでも自信を持ってプレーできるようになったのが良かったです。
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取材・文 前田陽子