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子どもたちに聞いた、サッカーで親に言われて「嬉しい言葉」「イラっとする言葉」とは!?

公開:2021年4月28日

キーワード:ダメ出し保護者子どもの本音言われてうれしい言葉言われてイラっとする言葉

みなさんは自分の子どもがサッカーのことで親に言われてうれしい言葉って、どんな言葉だと思いますか? 逆に言われてイラっとする言葉は? 先日開催された「こどもが主役」で子どもたちが設営から選手交代、試合の審判まで主体的に行うフォレストカップにて何人かの保護者、小学生にインタビューを行いました。

その中から、子どもたちに聞いた「親に言われて嬉しい言葉」「イラっとする言葉」をご紹介します。

普段お子さんがどう思っているのか、気になる保護者の方も多いですよね。

これからもお子さんのサッカーを応援する上での参考にしてみていただければ幸いです。

forestcup_interview.JPG
フォレストカップでは、子どもたちが会場設営、当日の運営、審判まで務めます。(この日は大会OBの中学生たちが審判を務めました)

 

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■子どもたちが言われて嬉しい言葉

保護者の皆さんも大体想像がついているかもしれませんが、サッカーを頑張っている子どもたちが親に言われて嬉しい言葉を聞いてみると、ほとんどの子がプレーを誉められたときと回答。

「いいプレーだったね」
「あのプレー良かったよね」
「頑張ってたよね」

と言ってくれるのが嬉しい、と笑顔で答えてくれました。

試合の時などに観戦に来てくれて、自分の頑張ったところや良かったプレーを誉めてもらえるのは子どもにとって嬉しいもの。何より「見ててくれた」ということで喜びを感じるのです。

「言われて嬉しい言葉」はお子さんのやる気を引き出すことにもつながります。時に親御さんも試合の結果に熱くなってしまうこともあるかもしれませんが、どの試合でもわが子の良い所を見つけてあげるようにしましょう。

 

■親に言われてイラっとする言葉 

では逆に親に言われてイラっとした言葉や行動を聞いてみると、以下のような答えが返ってきました。

「あの時こうしたらよかったんじゃない?」
「どうしてパス出せなかったの?」

という、プレーについて言われるのが嫌だという声がたくさん聞かれました。

やっぱり子どもたちにとって一番嫌なのは親からのダメだしのようです。自分でいいプレーができなかった、判断が良くなかったことは十分わかっているのに、親からも「あれが良くなかった」「どうしてできなかったの」など否定されたらイライラが募るもの。

保護者の方も「わかってはいるんだけど、つい言っちゃうんだよね~」という方も少なくないですよね。何気なく言ってしまうこともあるかもしれませんが、その一言がお子さんを不機嫌にさせてしまうこともあるので注意です。

ほかには「いいプレーをしたのに見てなかった」という回答も。試合でいいプレーがあったのに、試合後に話したときに親がその瞬間を見てないとガッカリする、と正直な気持ちを語ってくれた選手もいました。

上述したように、子どもたちはいいプレーをちゃんと認めてもらいたいもの。ほかの保護者との会話や、わが子の雄姿をカメラに収めようとシャッターを切ることに夢中になって、いいプレーを見逃してしまうこともありませんか。頑張っている子どもを写真に残すのも大事ですが、子どもにとって何より嬉しいのは親が自分のプレーをしっかり見ていてくれることですので、できる限りピッチ内に目を向けてあげましょう。

 

■親にダメだしされた時の反応

続いて親にダメ出しをされたときに何と返すかを聞いてみると、今回話を聞かせてもらった子どもたちからはこんな回答がありました。

「そうだね、と返す」(ダメ出しの内容が合っているから)
「うるせ~、うるせ~、うるせ~♪ とふざけて交わす」
「うるさい! プレーしてるのは自分だから!! と言う」
「うるさい! と思うけど口では言わない。心の中で言う」

そうだね、と返す子たちの意見としては「親の指摘した内容が正しくて、自分もそう思うから」というものでした。自分で良くなかったと反省しているポイントを指摘され、それを素直に受け止めているということのようです。

「うるさい」と思っていると答えた子が圧倒的に多かったのですが、実際に口に出す子と口に出さない子がいるようです。

これまでサカイクでもたくさんお伝えしてきたように、プレーしているのは本人なので本来はダメ出しではなく頑張ったポイントを誉めてあげてほしいのですが、親御さんも「わかっているけど言っちゃいます(苦笑)」という方も多いもの。今回、会場でお話を伺った親御さんの中にも「プレーの指摘しちゃいます。うちの子は『うるさい! プレーしてるのは自分だから!! お父さんお母さんはサッカーしてないでしょ』と返してきます。その通りなんですよね」とおっしゃる方もいました。

うるさい! プレーしてるのは自分だから!! と自分の感情を親にぶつけられるのは、いいことです。親御さんもそれ以上プレーの指摘を重ねず、「そうだね」とわが子の主張を受け止めてあげましょう。

 

■「うるさい」と心の中で言う理由

一方で「うるさい」と思っているものの「口では言わない」派もちらほら。その理由を聞いてみると、意外にも子どもたちの方が大人を分かっている答えが返ってきました。

いわく、「心の中で言う理由は、返事を返すと親が逆切れしてさらにギャンギャンわめきたてるから」とのこと。

ダメ出しをされた際にイラっとして口答えをすると、親がカッとなってさらに畳みかけてくるので「うるさいな~」と思いつつ口には出さず、心の中で文句を言うのだと教えてくれました。

今回お話を聞かせてくれた子どもたちの話しでは、親に委縮して「言えない」のではなく、親がヒートアップするのが面倒で「言わない」ようにしているのだとか。

子どもは案外大人のことをよく見て理解しているのだと感じさせられた回答でした。

いかがでしたでしょうか。年頃になると恥ずかしさもあって、親に言われて嬉しい言葉、イラっとする言葉など本音を話すことも少なくなってくるものですよね。ぜひ今回のインタビュー結果を参考に、これからもお子さんの「サッカーが好き」を応援してあげてください。

 

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