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緊張は小さくできる!「あがらない体」のつくり方
緊張して身体が力んでしまうときは、「あえて力む」方法でゆるませることができる
公開:2017年5月18日 更新:2021年1月27日
試合の前や大事な本番はもちろん、練習中にコーチの厳しい指導を受けて緊張してしまい、失敗を恐れて普段通りに体が動かせなくなることがありますよね。
プロ野球チームをはじめ、トップアスリートから会社経営者・教育現場でこれまでのべ5,600人以上を見てきたメンタルトレーナー・石津貴代さんは、「緊張はコントロールできる」と言います。
今回は、「緊張の原因となる5つの要因」の中から、「過去の失敗を思い出す」ことと「準備不足」が原因で生まれる緊張をコンパクトにする方法を教えていただきました。
(紹介文:サカイク編集部、本文:石津貴代)
メンタルトレーナーの石津貴代です。緊張のコントロールについて、これまでのコラムでも書いたように、人が緊張する原因は主に下記の5つです。
<緊張の5つの原因>1.失敗や評価に対する不安2.自信がない3.過去の失敗を思い出す4.準備不足5.初めての場所や経験
前回は「過去の失敗」「準備不足」による緊張のコントロールについてお届けしました。今回は身体を使った緊張のコントロールについてお伝えします。
■緊張で身体が力んでいるときの簡単なゆるませ方
緊張すると身体はどのような状態になるでしょうか? お子さんを見ていて、緊張している時はどんな様子でしょうか? 多くの場合、身体が力んでいたり、そわそわして落ち着かなかったりしていると思います。この状態ではどうしてもパフォーマンスは落ちてしまうものです。
前回までお伝えしたような思考からのアプローチで緊張を軽減することが大切ですが、コツをつかむには少し時間がかかります。
まずは「すぐに出来る身体からのアプローチ」を覚えて、これをやりながら思考のコントロールを合わせていくことをオススメします。いくつかあるアプローチのうち、今回は2つレクチャーいたします。
まずは「ポジショニング」を行う事です。
ポジショニングとは、ソワソワしたり、地に足が着かない状態の身体を落ち着かせるためのスキルです。「あがる」という言葉があるように、緊張している時は意識が頭の方にいってフワーッとなってしまうため、地に足が着いている感覚を持つことで身体を落ち着けます。やり方はとっても簡単です。
1.肩幅~腰幅くらいに足を開きます
2.足の裏で一番強く地面を押せる感覚の足幅を探します
3.ポジションが見つかったら、足の裏が地面と接地しているのを感じます
ポイント:足と地面がくっつくというイメージはNGです。足が動きにくくなります。ただ足の裏が地面に接地している感覚を感じるだけです。
4.身体が安定しているのを感じます
続いてもう一つのアプローチ方法をご紹介します。
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