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考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~
子どもだけではダメ。大人も考える力をつける質問のしかた、具体的な問いかけとは
公開:2019年9月12日 更新:2019年9月17日
キーワード:つながり隊キャンプ京都サンガ努力問答ゲーム小学生才能指導挑戦福中善久考える力能力を伸ばす自立褒める非認知能力
京都サンガでは「サンガに関係する全ての人々と夢と感動を共有し、地域社会の発展に貢献する」を理念としています。この理念をもとに「子ども」に焦点を当て、「子どもまんなかプロジェクト」と題し、2012年から「サンガつながり隊」という活動を行っています。
2012年の発足からこれまでに接した人の数は11万人以上。たくさんの小学生とその保護者らを見てきたよっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」。
今シーズンは子どもたちからの質問に答える形でお送りします。
第二回目となる今回からは、実際に子どもたちの質問に答えます。
【今月の子どもからのQuestion?】
どうして自分で考えることが必要なんですか?
<よっしいコーチの回答>
この質問は子どもたちだけでなく、保護者の方々、サッカーの指導者からもたびたびお闇きします。
サッカーにおいて「考える」ことの必要性は、ずばり「同じ局面が2度とこない」からてす。サッカーの試合中は自分自身だけでなく、周囲の選手の特性や動き、ポジショニングによって目まぐるしく状況が変化します。そんな中、人から言われるままに行動してうまくいくはずがありません。自分で状況を把握し、考え、行動するしかないのです。
コーチに言われたことだけに従っているようでは、上達は難しいでしょうね。日頃から「自分で考える」ことを習慣化するしかありません。
■「みんながやってるから」自分で考える習慣が身についてない子どもたち
サンガつながり隊でも、「列にならなくてもいいから集まって」と言っても、子どもたちが列をつくり始めることがあります。「どうして列になろうとするの?」と聞くと、「先生が言ったから」「みんながやってるから」という答えか返ってきます。また、スクールでも練習中に誰かが間違った行勒をしても、それにならって一斉に間違った行動をすることがあります。理由は「みんながやってるから」...それだけです。
「自分で考える」ことを習慣化しようと思えば常に「本当にこれで正解なのか?」「他にもっと良い方法はないのか?」と常に自問自答したいものです。
■質問が続く「問答ゲーム」で子どもの考える力を伸ばす
その時、 もし答えが出てこなかったら、疑問を持ち越しても構いません「わからない」も立派な答えですし、正解を導き出したことで考えることをストップしてしまうよりもはるかに良いですから。
また、保護者の方々は、子どもに 「問答ゲーム」を仕掛けるのが良いかもしれません。「今日は楽しかった?」→[楽しかった」ではなく、「今日はどうだった?」→「楽しかった」→「何が楽しかった?」→「ドリブルか楽しかった」→「ドリブルのどんなところが楽しかった?」というように、どんどん質問を続けていくのてす。
質問を投けかける方もけっこう頭を使うのですが、子どもも大人も共に考える力を身につけていくことがてきますよ。
福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。
▼小学生の皆さんへ
大人に聞いてみたいことがあれば、よっしいコーチが答えるよ!
サンカつながり隊の会場で質問するかメールで送ってください
tsunagaritai@kyotosanga.jp
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