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東日本大震災の被害を受けた仙台市を中心としたジュニアチームや育成年代を追う「仙台だより」。第2回目は仙台市若林区のサッカー少年団「S・K SC」の活動を紹介します。震災以降1カ月半もの間練習ができませんでしたが、ようやく練習を再開しました。しかし、チームは練習グラウンドの確保という問題に直面しています。
S・K SCの5~6年生の選手たち
■練習場だった小学校グラウンドが使用不可能に
「S・K SC」は仙台市若林区七郷・蒲町地区を活動拠点とするサッカー少年団です。チーム名の「S・K」は七郷(SHICHIGO)・蒲町(KABANOMACHI)のアルファベットの頭文字を取ったもの。普段は仙台市立七郷小学校・蒲町小学校のグラウンドを活動拠点にしています。宮城県内の強豪チームで、昨年の「全日本少年サッカー大会宮城県大会」では、ベスト4進出を果たしました。
今回の震災では仙台市若林区は沿岸部で甚大な津波被害を受けました。七郷・蒲町地区は津波被害自体は軽微で、選手たちも無事だったとのことです(以前は甚大な被害を受けた荒浜地区から通っていた選手もいたそうですが、現在はいないとのこと)。
しかし、練習を再開するには大きなハードルがありました。まず、練習場だった七郷小学校・蒲町小学校はいずれも避難所となり、グラウンドが使えなくなってしまったのです(七郷小学校は体育館が壊れたため、避難所としては現在使用しなくなりました)。取材した5月7日時点でもまだ使用の目処は立っていません。
写真左は七郷小学校のグラウンド。柵で囲まれた場所にプレハブ校舎が建てられるようです。今後、グラウンドの空いた場所を使えないか、交渉していくとのことです。写真右は蒲町小学校のグラウンド。グラウンドの半分が体育館に避難している被災者向けの駐車場となっています
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