足を速くするために、どんなトレーニングをすればよいと思いますか？　がむしゃらにダッシュを繰り返すよりも、大事なのは速く走るためのコツをつかみ、重点的に伸ばすこと。元陸上選手で、プロスプリントコーチの秋本真吾さんがジュニア年代の子どもたちにオススメするトレーニングが"なわとび"と"ジャンプ"です。Ｊリーガーやプロ野球戦も実践している"つま先の力を最大限に使った走りかた"を身につけましょう！（取材・文　北健一郎　コンテンツ提供　KADOKAWA）

 

 

 

 

子どもの遊びというイメージがある「なわとび」ですが、じつは「真っすぐな姿勢」と「つま先からの接地」を意識させるためには最適なトレーニングです。　ポイントは「前回し」ではなく「後ろ回し」で行うこと。

 

真っすぐな姿勢を作って、なわを前から後ろに回して飛び越えます。地面に着いたときに膝が曲がったり、かかとがつぶれたりしないようにします。　

 

速く行うとフォームが崩れやすくなるので、正しいフォームを意識しながら１回１回ゆっくり、大きく行いましょう。

 

 

 

 

 

その場でできるジャンプトレーニングです。なわとびのイメージを持って、真っすぐな姿勢を保つ、つま先からの接地を意識しながらジャンプを行います。

 

このトレーニングで重要になってくるのが「腕振り」です。足の力だけで跳ぼうとするのではなく、腕もしっかりと使うことで、より高く、大きく、飛ぶことができます。腕振りのタイミングがつかめれば、サッカーにおける空中戦のヘディングなど競り合いに勝てるジャンプができるようになります。