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- 2007年のU-17W杯で見せた柿谷選手のファーストタッチ
【練習の目的】
●ボールコントロール技術の向上
【やり方】
1.ボールを受けに一旦後ろへ下がり、相手DFを引きつける
2.そのまま前に進むと見せかけて後方の右足でボールの勢いを押さえるようにトラップ
3.すぐにターンしてボールを蹴りやすいところへ運び、おちついてシュートする
【ポイント】
①ボールを受ける時、自陣方向へグッと踏み込むフェイクを入れることで相手DFを自陣へつらせる
②トラップするときはヒザをやわらかく、右足を引いてボールの勢いをおさえながら素早く前へターンする
■スーパーゴールの影に潜んだ直前の動き
柿谷選手が世間から広く注目を浴びるきっかけになったのは、2007年に行われたU-17ワールドカップのフランス戦、センターサークル付近から相手GKの頭上を越える超ロングシュートでした。ひらめき、勇気、そしてキックの技術。そして、このゴールに至る過程には、ファーストタッチの重要性も隠れています。
柿谷選手は相手ゴール側に背を向けた状態で味方のクリアボールを拾うとき、右足を引いてボールの勢いを殺しながら、ファーストタッチで素早く前へターンしています。しかもこのとき、自陣方向へグッと踏み込むフェイクを入れることで「ポストプレーか?」と相手に思わせ、自分に対するマークも外しました。このファーストタッチで余裕を作ったことで、スーパーゴールは生まれたと言えるでしょう。
重要なのは『次のプレーにつながるトラップ』、すなわちファーストタッチをする、という意識を強く持つことです。
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写真/サカイク編集部
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