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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
コーチから説明もなくBチームに突然落とされた息子が心配だ問題
公開:2017年12月13日
■何のためにサッカーをするのか、大事なツボを押さえていることが大事
まだ2年生です。サッカーは遊びの一環としてとらえましょう。だからこそ、クラブチームでもない地域の少年団に所属させているのではありませんか? もし、Bチームだと試合の出場時間がまったくないなどあまりに勝利至上主義であれば、お子さんと相談して違うチームを考えてもよいかもしれません。ただ、それは息子さんが言い出すまで待つこと。誘導してはいけません。
子どもは、Aになった、Bになった、ポジションがどこになったと、日々変化の渦中にいます。でも、そこで「何のためにサッカーをするか」という大事なツボを親御さんが押さえられていれば、お子さんのサッカーへの姿勢は揺らがないはずです。
「サッカーを楽しめていればいいよ」
「楽しく一生懸命プレーするのが一番大事だよね」
そんなことを、親子で共有できればいいですね。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は、ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)。
文:島沢優子
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