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■親が気を回しすぎると逆に自我を出す目を摘んでしまうことも
何もしない。動かない。それも立派な子育てです。動き過ぎると、子どもが自我を出す芽を摘んでしまうことがあります。
もし、その子から言われたことで落ち込んでいたとしても、何も言わなくてよいです。息子さんから「ママ、聞いてよ~今日さ~」と話しかけてきたときだけ「ふーん、そうなの。それは悔しいね」と言って、彼の気持ちに共感してあげてください。
「どうすればいいかな?」と問いかけて、解決方法を考えさせて下さい。もし「でも、僕はあの子ほど上手くないから、何も言えない」と言ったなら、まずは「そうか、何も言えないか。人に意見するのは難しいよね」とまずは共感します。
「でも、自分が上手くないから言えないっていうのは、違うと思うよ」と言ってあげてください。そこで初めてお母さんの意見を言えばいいと思います。
「チームの一員として、どうふるまったほうがいいか、みんなで考えようよって提案してみたら?」と勧めてください。
恐らく「自我が強くない」息子さんは、「そんなことできないよ」と視線を落とすかもしれません。そう言われて「だから君はダメなんだ」みたいなことを言うのではなく、そこでも共感します。
「そうか。難しいよね。でも、いつかできるといいね。みんなで楽しくサッカーできるといいね。そうなれるように何ができるか、考えてみたら?」
いかがでしょうか。
とにかく、共感。
共感しては問いかける。
問いかけて、答えをもらったら、またそれに共感して、また問いかける。
家庭でそんな対話ができると、息子さんは違ってくると思います。サッカーが上手い下手に関係なく意見を言える。自我を出せるようになるかもしれません。
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